ボケ防止のために

 中小企業の経営者にとって必要なことは、大体どの本を読んでも3つのことに集約されます。

「本を読むこと」「運の良い人に出会うこと」「現場を知ること」がそれらです。

また、この一番最初の「本を読むこと」には、古典を薦めていることが多いのです。

わたしは、ほとんど読んだこともないし、どれ等の書物を古典というかさえ知りません。

 そこで、ある経営者が薦めていた本を先ず読むことにしました。

「古事記物語」がそれです。

「古事記」は、わが国で一番初めに書かれた書物だそうです。

原文は全て漢字なので読めませんし、意味も理解できません。

そこで、岩波少年文庫(中学生以上)の「古事記物語」福永武彦 作を 2026年1月10日(土)20:59 に読了。

この本は、天武天皇が稗田阿礼に誦作(しょうさく)させ、それを後に太安万侶が筆録して西暦712年に成立。

上・中・下巻の三部に分かれています。

上巻は、「建国の由来」を主題の神様の話。

中巻は、初代人皇の神武天皇から応神天皇まで。

下巻は、仁徳天皇から推古天皇まで。

 神様のあまりの数の多さと、一人ずつの名前の長さにとにかく閉口しました。

以前読んでいた石ノ森章太郎作の漫画を読み返して、やっと7割くらい理解できました。

 世界の一番初めの頃は天と地の区別さえなくて、高天原(たかまのはら)とよばれる天のてっぺんににある国に、アメノミナカヌシノカミが生まれ、この神が世界の中心となります。

それから7代かかってイザナギノカミという男神と、イザナミノカミという女神が生まれます。

彼等が日本列島の八ツの島を作ります。

 途中を端折って、このイザナギノカミが穢れを落とすために両目を洗った時に左目から生まれたのが、我々が何時も購入するお札の天照大御神(アマテラスオオミカミ)。

鼻を洗った時に生まれたのが須佐之男命(スサノオミコト)。

これくらい知っておけばよいでしょう。

 神様の代から人皇に変わるタイミング。

日の神の御子のホノニニギノ命が散歩中に綺麗な女性に会います。

その女性を嫁に欲しいと思ったのですが、父親であるオオヤマツミノカミがその綺麗な彼女と醜い顔立ちの姉の両方を差し出します。

ホノニニギノ命が姉を父親に返すのです。

 この綺麗な妹の名はコノハナノサクヤ姫といい、ホノニニギノの命も桜の花が散るように、もろくはかないものとなるといわれ、代々の天皇の命に限りができたのです。

それからカムヤマトイワレビコノ命が、各地の乱暴な神々を打ち破って大和の国の橿原に宮殿を作り天下を治めます。

この人が神武天皇となります。

 私の所感は、この物語を中学生とかに読ませて良いものかと。

この物語の神様も人皇も、平気で兄弟や親を殺し、気に入った女性は全て自分のものにしようとします。

およそ1300年前も今の時代も、人間特に男性の本質はあまり変わらないと感じました。

先ず、道徳本でないことは確かです。

別段、経営や教養にも役立ちそうにありません。

取り敢えず、日本最古の書を読んだことがあるという事実だけが残りました。

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