光と影

 私は毎日、日経新聞と西日本新聞を、赤鉛筆を持ちながら、午前中に読むことから一日が始まります。

SNS等の記事をパソコンやスマホで見ることはまずありません。

役に立つのはほとんどが日経新聞ですが、1年間でたまに大きく役立つのが西日本新聞です。

特に、発展する福岡に関しては、ダントツの情報量があります。

 2026年1月10日(土)の西日本新聞朝刊一面トップ記事に驚きました。

何と私が株主として応援しているJR九州が、アサヒビール博多工場跡地を取得するというのです。

敷地は東京ドーム2.5個分。

マンションや商業施設を開発するとのこと。

博多駅からたった一つ離れた竹下駅そばの広大な敷地なのです。

 博多駅の空中ビル構想の断念は少々残念でしたが、この思い切りの良さのJR九州という会社が大好きです。

鉄道会社というよりも、不動産デベロッパーの感覚があります。

 JR東日本、JR西日本、JR東海と比較するとあまりに小粒なJR九州を、大手ファンドなどは見向きもしません。

私は10年後の伸び率でぶっちぎりトップとなるのが、JR九州と思っています。

理由は簡単です。

とにかく格好つけずに野武士のごとく、上昇志向のチャレンジ精神に溢れているからです。

投資で利益が出たら、いくら株価が高騰しようが防御株として100株ずつでも買い増しする予定です。

 嬉しさそのままに、その記事のすぐ下の欄に目をやりました。

「九州・沖縄の倒産 16年ぶり900件超」というタイトルです。

 倒産の前年比増加は4年連続とのこと。

原因は、販売不振、賃上げ余力のない会社の人手不足、円安等による原材料費の高騰。

 私は、コロナ収束時から、この傾向に必ずなると思っていました。

その予測を経営者がどう捉え、どう対処してきたかということにつきます。

 最近は倒産しても、経営者が身ぐるみ剥がされることはまずありません。

どうもそのせいか甘えが見える気がします。

私の創業時などは、身ぐるみどころか、死亡保険の生命保険に加入して「生命」まで担保にしていました。

どれだけ業績がよくなろうとも、「倒産したらどうしよう」と思いながら目が覚めたものです。

その恐怖から逃れるために、我武者羅に働き、脳みそが汗をかくほど考え抜いたものです。

 いかなる理由があろうとも、倒産は経営者の責任です。

外部環境は一切関係ありません。

これが私の考え方で、息子達にもそう指導しています。

またいくら赤字でも、会社に相応の現金があれば倒産はしません。

このシンプルな原理が理解できていさえすれば、倒産することはありません。

 このように世間は、「光と影」が常に存在します。

残り少ない私の人生です。

他人から薄情と言われようが、影など無視して『光』だけを追います。

 

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