難しい舵取り

 2025年11月6日(木)16:05 読了。

「優良企業とゾンビ企業」 水野由香里 著

サブタイトルの「中小企業の分かれ道」に興味を持ち読みました。

私には全然役に立ちませんでしたし、推奨もしません。

 私のこのブログのサブタイトルである「驕りと現状維持は衰退の始まり」をデータから記述しているに過ぎません。

当たり前のことをサラッと書いてあります。

 20年以上のデフレから脱却して、インフレの時代になり、金利がある時代へ突入しました。

かつて経験したことのないほどの、世界の分断が起こっています。

今までの経験が生きないことが増えるのです。

これからの中小企業の経営者は、先ずは困難なことが普通と認識を新たにすることです。

 周りでもどんどん倒産が増えます。

銀行は貸し出しを厳しくします。

消費は減退します。

 どのように対処したらよいかわからず、何も手につかないことが増えるでしょう。

経営者が右往左往して暗い気持ちになったらアウトです。

ここで大事なのは『カラ元気』。

今まで以上に大きな声を出し、笑顔を振りまくことです。

その状況下で、社員全員に『危機意識』を共有させましょう。

 社員全員で徹底して無駄を省きます。

良い方法が見つかれば他店もすぐに真似すればよいのです。

お客も来ない状態になれば、慌てず店内を徹底して掃除をし美化に努めればよいのです。

そして既存客とのコンタクトをいろんな方法で増やします。

広告などお金をかけずに、HPの更新とSNSの拡散で十分です。

 どのような経済環境下でも、必ずチャンスの芽はあります。

その小さな芽を見つけ出し、つかみ取るのは経営者にしかできません。

普段以上に現場に赴き、経営等の関連本を読み、財務分析をこまめにしながら、チャンス到来を待てばよいのです。

ここで生きるのが『勘』です。

即断即決で前へ進むのです。

 私自身の経験では、困難な状況下での投資が飛躍の元でした。

今こそ経営者は馬車馬のごとく働けば、競合店に一気に差が付けられます。

 「流れない水は腐るように、企業は現状維持を目指した途端に腐り始めます。成長を目指してようやく現状維持が保てるくらいです」 日立製作所 川村隆

経営者のみならず各店舗の店長までもがこのように考える企業は、いかなる時代でも生き残ると思います。

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