体調がよくなれば
2025年10月26日(日)午前8時半から正午まで、ボランティアのラグビーへ参加。
久し振りに会うコーチの面々から、「顔を忘れた」と嫌味を言われながらも、気の置けない仲間との再会は嬉しいものです。
今回は体験で、私の男児の小学2年生と1年生の孫を二人とも連れて行きました。
二人とも最初は、あまりの人数の多さと練習風景に驚いていたようですが、3時間の練習についていける以上に活発に動いていました。
せめてどちらかでも、正式なクラブ員になって欲しいものです。
私も3時間の立ちっ放しに違和感はなく、翌朝右足ふくらはぎが少し攣ったくらいでした。
ラグビー終了後帰宅して早めに入浴を済ませました。
その分読書の時間がたっぷりと取れ、2025年10月26日(日)22:23読了。
「経営の勝者が実践する資金調達」 山本将司著
この本は、経営が悪化して銀行からも見放されても諦めるなといった内容です。
所謂、バンクスルーファイナンスについて書いてありました。
単純な私など、銀行から見放されたら即自己破産だと認識していたので、興味深く読みました。
アメリカにおいてバンカー(銀行員)は、ファストフードの店員と同じくらいの価値しかないという刺激的な文章や、「信用保証付き融資」での融資は、「融資先の会社に手がかかるなら倒産して欲しい」と思われているレベルという内容も、面白く読みました。
元銀行員で現在経営コンサルタントをしている著者ならではの説得力があります。
銀行から信用されない経営者の3つの特徴は当然だと思います。
1.経営に関する数字を直ぐに応えられない
2.赤字を外部環境のせいにする
3.資金繰りに困るとすぐに融資に頼る
彼が何度も強調するのがキャッシュフローの重要性で、貸借対照表とキャッシュフロー計算書を常に意識するようにアドバイスしています。
次のことも私と同意見なのですが、「資金繰りが大変なら、先ずは経営者自ら身銭を切るべし」
上記の内容は、再三このブログでも述べてきましたが、中小企業の経営における究極の目的は「会社を継続して存続させること」。
このことが、雇用を守り、法人税や消費税や社会保険料を納付し続けることによる大きな社会貢献となるからです。
私も現役経営者の頃、自分の給料と株式投資の利益をかなり会社に突っ込み続けました。
気づいたらその額が7000万円にも膨れ上がり、銀行がお金を貸すので私自身へ返済することを勧められたものです。
当時商法改正があり、全額を私には一切戻ってこない資本金に充当しました。
上場企業と違い配当金もない訳ですから、この私の7000万円は会社への「投資」ではなく「寄付」と同様の意味を持ちます。
このようなことを家族も知らないし、況や社員は意味すら理解できないでしょう。
平均年収が700万円くらいの私が、そこまでのお金をどうして会社へ注ぎ込めたのか?
先ず生活感は年収300万円くらいの倹約を何年間も続けたこと、次が幸いにも株式投資が上手くいき、税引き後約1300万円の譲渡益を2回も経験し、そのほとんどを会社の運転資金に充てたこと。
ここら辺から私は『自分の運』に気づき始め、それを逃さないように、更に強くするにはどうしたら良いかの本を読み漁り、成功している経営者の話を何度も聞きに行ったものです。
非科学的なことにも重要性を痛感している現在の私を形造っています。
『信用』が一番大切なことと、『長期債務償還年数』だけ意識していれば、銀行との付き合いはオッケイとのこと。
このことも私は再三述べましたが、この著者の「債務償還年数」の算出方法は、経営者サイドに立つかなり緩い方法です。
(借入金-運転資金)÷キャッシュフロー=年
やはり簡便で厳しい銀行サイドに立つ計算方法を意識すべきです。
(借入金)÷(減価償却費+税引き後利益)=年
緩い方では15年でやばいのですが、厳しい方だと10年で危機となります。
企業として銀行に頼らない資金調達方法には5つあるそうです。
このことも初めて知りました。
1.第三者割当増資を行う
2.社債の発行を行う
3.資産のリースバックを行う
4.売り掛け金のファクタリングを行う
5.イグジット・サブリースを行う
余程のことがない限り二輪業界で倒産がないのは、4番の売り掛け金のファクタリングをする必要がないからです。
現金かローンでほぼ100%確実に売り掛け金は回収ができる事と、よほどのことがない限り、支払い前には手元に現金があるからです。
私はキャッシュフロー計算に重点を置き、資産をほとんど持たない経営を行ってきたので3番も関係ありません。
ただ車やその他の資産も一切リースやローンではなく現金で購入しているので、非常事態には直ぐに売却でき現金化が可能にはしていました。
今後『投資家』として生きる私は、1番と2番をもっと勉強しようと思いました。
これぞといった若者経営者がいたら、積極的に2番を採用しながら1番で株主になることも有りだと感じました。
