足元を固める時期
昨日は、午前9時前に事務所へ行きました。
事務所として使用しているこのマンションも、早いもので竣工から1年と9か月経ちました。
早く行った理由は、マンション各戸の排水管洗浄があるからです。
台所流し台、洗面化粧台、洗濯パン、浴室の4か所です。
青い制服を着た担当者が二人で、約20分ほど高圧洗浄を行いました。
このような集合住宅は、どこか一軒でも不具合が出れば、建物全体に大きな影響を与える割合が高くなります。
何度かこのマンションの管理会社の良さを記述しました。
一昨日の一条工務店の対応といい、今回の積水ハウスGMパートナーズの対応といい、大いに満足しています。
我々二輪業界もこのアフターサービスの重要性を、今一度認識する必要があります。
安心と満足を得ている私は、次に購入するときもこれらのメーカーを選ぶし、他人にも大いに勧めます。
遠回りに見えて、この部分で差別化できれば、おのずと販売台数も上がってくるのです。
借金してまで新車・部品用品を仕入れる愚を犯さないことにつきます。
金価格が1gあたりついに2万円を超えました。
日経平均も45000円前後と大幅高で推移しています。
しかし、このまぼろしに幻惑されてはなりません。
日本経済の実態に目を向けましょう。
コロナ禍以降、税の滞納が増えています。
国税庁によると、2024年度に新たに発生した滞納額は約9925億円で、21年ぶりの高水準だそうです。
そのうちの消費税は約5298億円と半数以上とのこと。
二輪業界は、1台当たりの単価が大きくて、預かり消費税も多額となります。
ついつい運転資金に回して、税を納められなくなることはよく聞く話です。
防止対策は簡単です。
消費税を納める時期に合わせて、天引き積み立てをすればよいのです。
年間の消費税額は大体把握できます。
年に1回であれば、その時期に満期になるように、年2回であれば同2回満期になるように。
10月から更に3000品目が値上げされ、エネルギー補助金もなくなります。
自然災害の多発で火災保険の掛け金急騰も、二輪業界にとっては痛い。
加えて社員の年収アップも毎年行わねばなりません。
すべての原資は「利益」です。
販売台数や売上高ではないのです。
利益総額を上げる方法も簡単です。
入庫率を上げて、工賃比率を上げれば、キャッシュフローまで改善して、一挙両得となります。
競合店には目立たないようにしながら、しっかりと既存客とコミュニケーションを取り、信頼を勝ち得てお客様とのイベントごとに精を出すのです。
来年夏までこのことを続ければ、内部留保もしっかりと積みあがるはずです。
いずれ競合店は資金繰りに疲れ果て閉店していくことでしょう。
生き残れば、今まで扱っていなかったメーカーからも、ディーラーになってほしいとの懇願が出てくるはずです。
