自分なりのECO

 親の幼い頃からの教育のせいか、私には常に「勿体ない」感覚があります。

洋服やタオル等のものは破れるまで使い続けるとか、バッグであれば壊れるまで使用するとか。

風呂の残り湯を、10ℓ前後のポリバケツ3杯に汲んで庭の木々に水遣りをするとか。

我々夫婦の実家を離れる時にも、木々や石、置物、それに甕なども少量ですがこちらに持って来ました。

 真ダムのテニス仲間の女性のご主人宅が、今回親御さんが亡くなられて売却するとのこと。

随分古い家で、屋内外の物の処分に困っていると聞きました。

場所が佐賀県の伊万里市とのこと。

捨てるほど甕のようなものがあると聞いて、私が是非欲しいと、そこへ取りに行くことになりました。

 今でも庭に甕を置いていて、溜まった雨水を木々への水遣りに使用しているのですが、木々が大きくなり風呂の残り湯とその二つの甕の雨水だけでは足りなくなったのです。

真ダムに飽きられながらも、西九州自動車道を使い伊万里市に入りました。

街中に行きましたが、金曜日に拘わらずあたりに人影が見当たりません。

少子高齢化を実感しました。

 面白そうなデザインのものを5個ほど貰いました。

お礼に何処かで昼飯を食べようということになりました。

伊万里の街中で唯一行列ができるという、蕎麦処でした。

 午前11時50分頃その店に着いたのですが、駐車場は30台くらい停まっていて数分待ってやっと我々2台分が空きました。

それから15分後くらいに我々の番になり、私は冷たいとろろ蕎麦の大盛りをオーダー。

とても美味しく、行列ができるわけも理解できました。

 地価は恐らく考えられないほど安価で、パートの人件費も知れてるでしょう。

競合店が近くになくて、一人勝ちの様相でした。

地方ビジネス成功への大きなヒントになりました。

 初めてこの真ダムのテニス仲間のご主人とお会いしたのですが、私より二つ下の某私立大学卒業とのこと。

私も一浪して同じ大学に合格していたので、ひょっとしたら現役合格の彼とは何らかの形で出会っていたかもしれないと、同文学部卒の奥様と話が盛り上がりました。

どうして地方の国立大学に行ったのか聞かれました。

予備校の先生が、「勉強するつもりがあるなら私立大学、ないなら地方国立大学」と言われて選択したと理由を述べると爆笑。

 遺産相続、墓じまい、不動産売却と非常に大変だとの話でした。

私は全て経験済みなので、いくつかのポイントだけをアドバイスしました。

奥様が私の知見に相当驚かれていました。

必然的に2か所の墓じまいを行い、遺産相続も二度処理し、不動産売買は10回以上の経験があります。

その度に勉強して知識が増えているだけなのです。

 大抵の人々は、これらのことは人生で一度くらいしか経験しないと思います。

色んなことが分からなくて、失敗することも仕方ないことです。

このようなことからも、バイク屋での38年間の体験が随所で役に立っています。

本当にバイク屋さんをやって良かったと思う日々です。

 

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