こちらも転換点

 注目された米国の8月雇用統計は、エコノミストの予想を大幅に下回りました。

非農業部門雇用者数は、前月比2万2千人増と予想より5万人ほど少なくなりました。

更に、失業率は4.3%と上昇。

 これらのデータは、米国景気悪化の前兆となり、9月16日(火)のFOMCでは、利下げが確実な情勢です。

どれほどの利下げになるか様々な意見がありますが、私は0.25だと思っています。

そして、そのあとが重要なのですが、9月18日(木)の日銀金融政策決定会合で、0.25の利上げが打ち出されるかです。

大半のアナリストは、今年中にはあるが、今回は据え置きとの意見です。

 しかし、今回利上げをしなければ、日銀は恐らく来年もできなくなるでしょう。

石破総理が辞任して、政府が日銀に圧力をかける要素がしばらくはなくなりました。

日銀にとっては、大きなチャンス到来なのです。

 FOMCの僅か0.25の利下げと、日銀の利上げが同時に起これば、ドル円は138円~141円くらいになると思っています。

いったん株価には下押し圧力がかかりますが、国民にとっては輸入物価の沈静化となります。

それに伴い3%を超えるインフレ率も、次第に下がっていくでしょう。

そうなると、日本国のGDPの6割を占める国内消費が上向き、次第に株価も上昇に転じるはずです。

 バイク業界ばかりではなく、金融市場も大きな転換点を迎えることとなります。

日銀が利上げして、株価が一時的に下がることを大いに期待してます。

その時に、先に少しばかり買い増ししたA株を、更に買い増しするつもりです。

2025年9月18日(木)は、日本の金融市場にとって、忘れられない日になるかもしれません。

 それにしても、日本も世界も、各地で紛争が起こったり、貿易のブロック化が起こったり、自然災害が頻発したりと、私の人生の中でもここ数年間は、想像を超えた事象の連続です。

未来を考えると、とても心配にはなります。

しかし、私のように、その日を一生懸命に生きると決めた者にとっては、大いに刺激的で、次々にチャンス到来で、ワクワク感の方が勝ります。

 まあ、日本国内の政治がどうなるにせよ、これからの日本経済は、世界中から見直されると確信しています。

8月の倒産件数が、12年ぶりに800件を超え、前年同月比11%増に警鐘を鳴らしている新聞記事がありました。

しかし、悪いことばかりではないのです。

強い会社は生き残り、価格競争がなくなる分、生産性は上昇していきます。

倒産した会社の従業員も、人手不足の影響ですぐに再就職先は決まるはずです。

 10日後には、大きなチャンスが来る可能性があります。

このチャンスに気づき行動を起こした人と、何もしない人では、格差が生じても仕方ないことです。

 

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