居場所
一昨日の日曜日に、1か月半ぶりに福岡市小戸公園へ、ラグビーのコーチに出かけました。
幼稚園児から小学校6年生まで、久し振りのそろい踏みでした。
公園での使用面積の都合で、中学生は別のグランドでの練習。
私が受け持つ幼稚園児は、夏休みを経てどのように変わったのか楽しみでもありました。
恐らく、柔軟体操を継続して行っていないだろうと思ったのですが、想像以上にできて驚きました。
走力もしっかりついており、将来が楽しみではあります。
気の置けない、S氏とF氏も来ていて、久し振りのトリオ完成です。
早朝出かけるときに、真ダムから「元気ねえ、よくボランティアが続くね?」と問われ、「俺が行かんかったら、あの二人に申し訳ないもん」と言ったことを、上記二人に話しました。
すると、彼等も同じような内容を奥様から言われるそうです。
ここまで来たら、三人で伝説になるくらいとことん来ようと笑い合いました。
正午過ぎに帰宅してシャワーを浴び、好物の素麵を食したら、流石に疲れが出てベッドでバタンキュウ。
2時間半もの間、日に照らされているだけでも、この酷暑です、疲労困憊となります。
午後2時過ぎ、真ダムが2階の私の執務室に私を起こしに来ました。
「3時までにレクサスに行かなくちゃいけないんじゃないの?」
そうです、レクサス創業20周年のイベントを開催しているので来てくださいと、担当者から電話があっていました。
洋服を着替え二人で店へ向かいました。
午後3時過ぎからのピアノリサイタルを聞き、その後裏千家の抹茶を御馳走になりました。
蛮からな私には不似合いでしたが、とても優雅な気持ちになれました。
特に電子ピアノではジャズを数曲演奏してくれ、遠い昔を思い出しました。
サラリーマン時代の20代、真ダムが長男出産のために、東京の社宅から九州の実家に帰っていました。
2か月ほどそちらに居たと思うのですが、それをいいことに私は、月給の全てをつぎ込んで、六本木のジャズのライブハウス巡りをやっていたのです。
通ったのは「バードランド」と「サテンドール」。
今回リクエストがあれば、当時私のお気に入りの「Lullaby of Birdland」を頼むつもりで待っていましたが、残念ながらリクエストコーナーはなくて終了。
イベント終了後、レクサスにRCを駐車したまま、直ぐ近くの以前私が通っていたテニスクラブを訪れました。
ちょうど小学生と中学生の練習時間帯でした。
上手いの一言と、幼い頃から継続すれば、ほとんどの子供もここまで上達するのだと思うと、ラグビーも同じと感じました。
我が孫達の軽すぎる運動が残念でなりません。
結局は親がどれほどはまるかだけなのですが。
6人が30分間猛ダッシュをした後に、ネット間際まで詰めてボレーをし、直ぐに自分を超える高いボールを下がりながらのスマッシュ。
これを何回も繰り返していました。(相当きつい練習の一つです)
帰り際に小さい頃から知っている中学生が、私に向かって挨拶してくれました。
メガネをかけて、一見スポーツマンらしくないのですが、彼は幼い頃から「プロになる」と言い続けていました。
そこで、私も応援していて、よく声をかけてあげていたのです。
テニスもラグビーも共に捨てがたいと思いながら、満たされた気持ちでレクサス店へ戻りました。
すぐに帰ろうとしたら、席まで誘導され、差し出された冷たい飲み物を飲んでいたら、ゼネラルマネージャが挨拶に来られ、20周年のずしりと重い記念品を下さいました。
振り返れば、福岡トヨペット時代から30年以上のお付き合いになります。
友の訃報を聞くたびに死を身近に感じ、「一人」や「孤独」を考えるようになりました。
いくら考えても、書物を読んでも満足な答えは見つかりません。
ただ「今を生きる」という観点からは、30年以上の付き合いがあればこそだとは思いますが、自分の『居場所』があることが嬉しくて、楽しくて、元気になれます。
感謝&感謝の一日でした。
