一軒家の良さ
2025年8月10日(日)17:38 読了。
「羽田圭介、家を買う」 羽田圭介 著。
2015年「スクラップ・アンド・ビルド」で芥川賞受賞作家。
昨日は、真ダムが長男と国内部門の小倉店へ行きました。
私も事務所へ向かおうと思ったのですが、大雨でしたので自宅二階の執務室で、徹底して読書に耽ることにしました。
300ページを超えるこの本は、野望を持つ人、投資を考えている人、それらの人達が読むとかなり面白いもので、株式投資や不動産売買の勉強にもなります。
特にこれから持ち家でも賃貸でも、新たな物件を探している人は役に立つヒントが満載です。
実際の不動産取引の実態も垣間見えます。
且つ株の信用取引の失敗談もかなり面白いものでした。
体験談だから説得力があり、納得感があるのです。
彼がバイク好きなことも好感が持てました。
考えてみたら、この若さで私と同じようなことをしていることに驚きました。
狭い賃貸アパートから、最終的には高級住宅街の中古一軒家を取得します。
彼の作家という職業柄、集中して物書きが出来る部屋をメインに考えます。
株式投資や不動産投資を始めるきっかけが、定まった収入が保証されていないことから始まります。
いくら芥川賞作家といえど、旬は受賞後2年くらいだそうです。
それからも、ヒット作品を出し続けるのは、才能だけでは無理なのでしょう。
不動産投資より株式投資の方に力点を移したいとの、心の揺らぎも理解できます。
昼過ぎに国内部門の経理を担当してくれている女性が、自宅に書類を持ってきてくれました。
彼女のお陰で、真ダムだけでなく会社もずいぶん助かっています。
その後に、大丸外商の担当者が電話して来てくれました。
先日、これまた実績にならないお願いをしていたからです。
随分前に、三越で購入していたハートマンのキャリーバッグのキャスターの修理依頼です。
一度三越で修理に出したのですが、ゴムがすぐに劣化するので、日本製で修理して欲しいと頼んだのです。
大雨の中をキャリーバッグを受け取るだけに来てくれたのです。
上記二人と話すために、玄関から外に2回出ただけであとは二階に籠った一日でした。
トヨタ自動車が開発している高麗芝の「TM9」の記述が出てきたことには驚きました。
レクサス店のガーデニング講習時に、世界的ガーデニストの石原和幸氏が勧めていたからです。
安い賃貸マンションから高級賃貸マンションに何度も引越ししながら、最終的には借金して一軒家を持つことになり、そこに大きな満足を得ているという話です。
「家を買う」というタイトルで、まさか投資の話が出てくるとは思ってもみませんでした。
しかし、現状を鑑みれば、普通の給与所得だけで一軒家が買える時代ではないことも事実です。
因みに東京23区の小規模戸建て住宅(敷地面積50㎡以上100㎡未満木造一戸建て)の平均希望売り出し価格は、2025年7月現在8137万円と調査以来最高値となっています。
若い時代から、投資を実行するに限ります。
