レベル高い!?
昨日は、午前中に郵便局へ行き、日本赤十字社へ寄付をしてきました。
真ダムからは「たったそれだけ?」と言われましたが、実行することが重要と気にしません。
ついでに、両親が入っているホームの説明会への案内の出欠確認のハガキ(未使用)を各種切手に替えてもらいました。
現在では、手数料を6円取られて79円分の切手に替えられます。
その後、電話で入荷の知らせがあった、小田部にある積文館書店へ4冊受取りに行きました。
いつものように、そのまま輸入部門の小田部店へ行くと、店長はお客様と談笑中で、工場長はいつものように工場で整備に没頭していました。
私は、店長に何もいらないと言ったのですが、冷たい麦茶がすぐに出てきて、「ほ~~!」。
行くたびに、笑顔で仕事をしている二人を見ると、こちらも穏やかな気分になれるから不思議です。
帰宅して、真ダムが用意してくれたチャンポンをかけこみ、そのまま天神へ。
毎月の証券会社の株式投資セミナーへ行きました。
今までは、大したレベルでもないと思っていました。
それでも、お菓子とペットボトルと新品のボールペンと各種資料を無料でくれるので通い続けています。
しかし、今回は違いました。
最後の質問コーナーで、スーツを着こなした30歳前後の眼鏡をかけた男性が、手を挙げたのです。
今までは、年寄りばかりの初歩的な且つ占いレベルの質問ばかりで、私は途中退席をしたものです。
今回彼は二つの重要な質問をしました。
残念ながら、営業課長レベルでは的確な回答が出来ないのは、仕方ないことでしょう。
先ず、米国の労働省が8月1日に発表した雇用統計の矛盾についての質問。
この統計で重要視されるのは、今までであれば、非農業部門の雇用者数の伸びと失業率でした。
今回は、市場予想の10万6千人を大幅に下回る7万3千人となり、失業率も0.1%悪化の4.2%となりました。
今までであれば、この指標等は景気悪化を指し示し、長期金利の低下に繋がります。
彼が指摘したのは、米国は急速にAIでの仕事が伸びており、テクノロジー企業におけるリストラが加速している。
これは生産性が上がる良い傾向で、景気悪化とはならないのではないか?と。
また、トランプ大統領が目指す小さな政府により、公的機関のリストラと、好業績でも選別が始まったテック企業のリストラが主な原因ではないかというもの。
次の質問は、先ほどヤマハ発動機が業績悪化で株価が急落しているが、原因の一つにインドの業績悪化がある。
自分が保有しているダイキンもインドの苦戦が伝えられている。
日本では、そのような話題にはならず、インド経済は伸びる話しかない。なぜ業績が悪化しているのか?
とても鋭い質問なのです。
私の考えでは、米国の景気は悪くも良くもなくというもの。
現在でも専門家の間で、米国経済はハードランディング派とソフトランディング派に分かれています。
私は前者です。債権・株価・為替のトリプル安がおこれば、ハードランディングとなります。
雇用統計の信頼度はさほど高くはなく、他の指標とのクロスチェックでしか景気の転換点を見つけることは難しくなっている。
理由はこの統計が各企業への聞き取り調査がメインで、以前ほど企業の真剣度が高くないからです。
しかし、FRBにとっては、金利の上げ下げの言い訳の重要な判断材料とはなり得ます。
8月も同様な悪い指標が出れば、迷わずFRBは9月に金利を引き下げるでしょう。
インドにおける業績不振の原因は簡単です(あくまで私の仮説)。
急速なインフレが進んでいて、物価上昇が賃金上昇を上回っており、消費減退に繋がっているから。
中国の経済不振を裏目に、世界中のお金が一気にインドに入ってきているのです。
人生で初めてとなる現象が、インドのあちこちで起こっています。
一般市民が用心深くなることは必然なのです。
私の担当者を通じて、この若者に会ってみたい気持ちになりました。
