70点はやれる

 2025年7月25日(金)午前9時30分から正午まで、税理士と我々家族4人で、6月の月次決算の打ち合わせを行いました。

結論としては、6月はあまり悪くはなかったが、この7月~8月が非常に悪くなっているとのこと。

各店長の理解不足でなかなか管理会計がきちんとできていません。

新規出店した、国内部門の長崎店と輸入部門の鹿児島店が、まだまだ売上高も利益額も想定より悪くかなり足を引っ張っている。

 いいですね、実にいい。

2輪業界の多店舗展開の難しさを、子供達は身を以って体験しています。

落下傘部隊が地に足が付くには約5年ほど掛かります。

3年目くらいから増収増益傾向がはっきりしてきて、その後は黒字基調となるのが一般的です。

それまでは、グループ店舗で支え合って耐え忍ぶことです。

経営者は軌道に乗るまで何度も現地に赴き、スタッフを励まし続けることです。

オープン後5年目まで足を引っ張っていた大野城店が、今年8年目にして国内部門7店舗の中で一番の経常利益を出しています。

 長男の国内部門は、ニューモデルが無いにも拘わらず6月は悪くはありませんでした。

在庫過多も解消されており、自己資本比率も50%を超えてきました。

営業キャッシュフローも黒字になっています。

 一方次男の輸入部門は、流石に借入金が増大しています。

未だに営業キャッシュフローがマイナスで、在庫過多が資金繰りを大きく圧迫しています。

先ず、福岡店への設備増強投資、更には高松店のM&Aと立て続けに勝負に出ているからです。

しかし、私の感覚からすると、これらへの投資は大正解の決断だと思います。

 経営には、一生懸命に仕事をしていると不思議なもので、天からの何回かの大きなチャンスが降ってきます。

その時に、「出来ない」と思うのか「どうしたら出来るのか」と思うのかで、将来に極端な差がつきます。

次男に確認すると在庫過多も、後2か月で正常化に向かうとのこと。

自己資本比率も30%を切りましたが、この積極投資が売上高100億円を目指すには避けて通れない関門なのです。

 10年くらいかけて事業承継を行ってきましたが、最近の二人の息子達を見ていると、かなり仕事をしています。

まあ、それでも私の半分くらいですが。

経営のポイントも、人事に関しても、それなりに理解が進んだように感じました。

合格点の80点にはまだ到達していませんが、70点以上はあげれると思います。

 経験値が上がり、体力的にも充実する40~50代に猛烈に仕事をすることです。

ポイントは『猛烈』にです。

真ダムや子供達の嫁には怒られるかもしれませんが、少々の家族への犠牲は仕方ないのです。

そこまでしなければ「出過ぎた杭」にはなりません。

「出過ぎた杭」になれば、ブルーオーシャンとなり老後が楽しく過ごせます。

社員には1500時間強しか働かされませんが、経営者は2500時間超働いても家族以外誰も文句は言いませんし法律違反でもありません。

現代ほど経営者にとって良い環境はないのです。

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