原理原則
真ダムや長男からよく、私のお金の使い方が理解できない旨言われます。
例えば、家族で外食した時に私が一番安いものを頼むとか、真ダム名義の家を新築した時にもう少し広くすれば、階段やダイニングが使いやすかったのにとか。
洋服やバッグは破けるか壊れるまで買わないとか。
お金がない訳でもないのに何故そうしないのかと長男などは呆れています。
彼等はシンプルなことが理解できていません。
それは、お金を使ったらその分確実に減り、元の金額以上に増やすことは並大抵のことでは出来ないという事実。
特に家を建てる場合は、当初予算から大体増えます。
折角だからとか、一生に一回だからとか。毎月の支払いは少し増えるだけだからとか。
それまで、必死に考えた予算は何処へやら、足りない分は何とかなるだろうと安易な希望の元にそうするのです。
また車をローンやリースで購入する時も同様なことが起きます。
分割金にあと少し足せば、もうワンランク上のグレードに乗れるとか。
私もこれらの欲望に引き込まれそうになることがあります。
その時には、「必要なもの」か「あったらいいものか」かの判断をすることにしています。
「あったらいいもの」には、なるだけお金を使いません。
その時に使う場合は、その金額より何倍ものお金の蓄えがある時です。
『お金』は貯める時には少しずつしか貯まりませんが、使うときには一気に減ります。
これは、会社も個人も同じことです。
既述していますが、私は随分前に株式投資で信用取引をしていて大失敗しました。
ITバブル崩壊の時にある株がストップ安を連日つけて、株式保有残高合計8000万円が700万円になった経験があります。
自己破産直前まで行ったのです(当時家族は誰も知りませんでしたが)。
その時の恐怖は今でも忘れることはできません。
それ以来、倹約の大切さと、小さな積み重ねが大きな効果を生むことを実感しているのです。
株式投資で特に気を付けていることは、個人資産800億円を達成している清原達郎氏とほぼ同じ考えでした。
1.売却益が出た時には、原則として株式投資以外に使用しない。
2.配当金は人生を彩るためにも大いに使う
3.株価が下がり含み損を抱えても絶対に売らない。生活費を切り詰めてでも100株ずつ買い増しして、平均買値を下げながらチャンスを待つ。
まあ、人生いつ死が訪れるともしれません。
私のように倹約生活を続けて、お金だけ残して何になるのか疑問だという考え方もあるでしょう。
私はただ、自分の大きな目標に自分の考え方でどれだけ近づくことが出来るかの方が、目先の「あったらいいな」を購入するよりも圧倒的に魅力を感じているだけです。
それでも、下記二つの物欲はあります。
数年後に出るであろう人生最後のスポーツカーや、福岡市中央区高層マンションの事務所を購入することが当面の目標です。
できる限り現金での購入を考えています。
「必要なもの」ではなく、「あったらいいななもの」なので、その時までの累積利益をかなりの金額にしていなければなりません。
含み損を抱えても意気軒昂な私がいます。
「馬鹿じゃないと!」と言われるレベルでなければ、驚くようなことはできないと信じているのです。
