企業である以上は
2025年5月3日(土)に、真ダムと一緒に福岡市内の輸入二輪車店へ行ってきました。
その店の裏にある書店から、私が頼んでいた書物が4冊届いた旨連絡があったので私も同行しました。
この輸入二輪車店長は、株式投資における私の4番弟子にあたります。
入店するなり笑顔満載で迎えられたので「2~3台売れたの」と私が聞きました。
「いえ、まだ1台だけです。それでもこの店の在庫の大半は納車待ちです」と得意気。
扱っている車両が特殊なため、普通の店長なら不平不満が出るはずですが、その点、彼とこの店の工場長は大したものです。
いつ行っても楽し気に仕事をしていますし、「これから伸びます」と言い続けています。
経理を店に残し、徒歩で最近まで通っていたテニスクラブへ出かけました。
木曜日のレッスンしか知らなかったので、土曜日の様子をうかがう為と、コーチ不足をどう対処したのか若い経営者に聞くためです。
残念なことに休みでした。
金曜日が定休日なので連休としたのでしょう。
因みに大手の競合テニスクラブは、ゴールデンウィーク中数日間の連続の休みを取っていました。
暫くデッキに座り、前面の2面しかないコートを眺めながら、自分ならどうしたか考えました。
結論は、やはり土曜日は休まず営業したというもの。
ホームページ上にゴールデンウィーク中も通常通り営業中の内容を掲載し、少しでも大手との違いを出す。
コートを後にして店へ戻ると、またまた店長がニコニコして「もう1台売れました」と。
「持ち株残高もかなりのマイナスから少額のマイナスになりました」とも付け加えられました。
私も「これから日本の時代が来るから楽しみにしておけばよい」と返事。
この店は、グループ店舗の中でも売上高は少ないほうです。
しかし、少ない売り上げ高ながらも、何とか毎年利益を出し続けています。
企業で一番大切な要素がこれなのです。
企業である以上最終ゴールは「長期利益」なのです。
私は起業して一番感じることが「社会貢献」。
サラリーマン時代には考えも及びませんでした。
『雇用創出』と『納税』の二つがダイレクトに「社会貢献」といえるのです。
「長期利益」を出し続けていれば、給料も増えるし、納税も増えます。
すると、1日の1/3を過ごす仕事に大きな意義と楽しみが出てきます。
少子高齢化と人手不足が、日本の大きなマイナスの要素として喧伝されています。
このことを、日本に降り注いできた恵みの雨と思っている経営者は、私だけではない気がするのですが。
