月次決算
3月の月次決算が先日出ました。
本来なら、月次決算は遅くとも毎月翌月の15日前後に出るのが理想ですが、なんせ広範囲の店舗を真ダムを含む数人の経理でカバーしていることと、いまだに各店舗の書類等の不備を考えると仕方ないのかもしれません。
息子たちは、現状を是とせずに改善を試みるべきでしょう。
流石に3月は大半の店は売り上げも伸長し、黒字をたたき出していました。
しかしこれは、二輪業界では当たり前のことなのです。
3月、4月、9月、10月で赤字の店舗は、大きな問題を抱えているといっても過言ではありません。
なるだけ季節要因を平準化するために、何度も言っていますが技術力を上げて、各方面のお客様から信頼を得て工賃を増やすことです。
資金の流れを見ていくと、案の定手形貸し越しの残が減っていません。
私の時代には、いつも枠だけあってほとんど使用したことはありませんでした。
簡単に借り入れができる時代に引き継いだ息子達には、やはり「倹約」の意識が低い気がします。
会社経営(私の場合は2輪業界しか知りませんが)の要諦は、常に『無借金経営』を目指すこと。
次に、『小資産(少ない在庫)で回転率を上げて利益率(工賃を稼ぐ)を増やす』を目指すことの二つだと思います。
経営にも人生にも「のぼりざか」「くだりざか」「まさか」があります。
常に「まさか」を意識して経営しなければなりませんが、その兆候を知る術(すべ)はあります。
それは、月次決算の分析だけでなく、『年計表』を作成することです。
「売上高」、「総利益」、「経常利益」の3つもあれば十分です。
今からでも遅くありません、コロナ明けの2023年1月から作成すればよいと思います。
素直に私の意見に従った経営者は、生き残れると自信があります。
