本気にさせられる環境
ラグビーのコーチへ3月23日(日)に午前8時過ぎから正午過ぎまで出かけました。
3時間立ちっぱなしで、足首と腰がもつのか心配でしたが、走ることをしなかったせいか何ともなく少し安心しました。
外気温が20度を超えていて、たまに吹く海からの涼やかな風が、青空と相まって何とも心地よいのです。
やはり私には、「アウトドア」が必須な気がしました。
テニスやゴルフ、それにかけっこは出来なくても、外の空気を吸いゆっくりと歩き汗をかくことの重要性を感じました。
自宅二階の執務室と事務所だけの生活では、私の性格上頭が変になりそうです。
それにしても、現役の経営者の時にこのようにならなくて良かったと思います。
「なにくそ、負けてたまるか」と思っても、恐らく踏ん張りが効かなかったことでしょう。
帰宅してゆっくりとソファーで寝そべっていると、父親から電話が入りました。
「ラッキョウと現金が足りなくなった」等の内容でした。
ジャージにキャップをかぶったままイオンに車を走らせ、「宮崎県産のラッキョウ6袋、カットフルーツ1パック、黒切り棒2袋、ニベアのリップクリーム1本」を購入し、真ダムが袋に入れてくれた菓子類も併せてホームへ。
先ず父親の部屋に入ると、いつものようにベッドに寝そべっていました。
起こして、廊下を挟んだ前の母親の部屋に来るように促します。
母親もドアを開けると、ベッドに寝そべっていました。
これほど良い天気でも、帰って来れなくなるので外に出してはもらえないのです。
私が机をセッティングして、カットフルーツのふたを開け爪楊枝を刺し食べさせると、それはそれは美味しそうに食べます。
その度に「幸せ、運が良い」と繰り返すのです。
ホーム内の自動販売機で飲料水を購入するのが父は嬉しいらしく、千円札3枚を渡してきました。
自宅を出て用事を済ませ帰宅するまで、およそ30分くらいで全てが済む距離感です。
私自身も心身ともに、また経営上も色んなことがありましたが、『運がいい』と改めて思えた一日でした。
稲盛和夫氏が言っています。
「聖人君主になれというつもりはない。しかし、仕事、女、遊びと二股も三股もかけてうまくいくほど、世の中は簡単ではあるまい」
テニス、ゴルフという遊びは出来なくなりました。もともとお酒も飲めません。古稀過ぎのジジイに女性は寄ってきません。
となると、引き算では「仕事」しか残りません。
それも自分が好きで楽しい仕事が『投資』です。
自然と本気になれる環境になったこと自体が、私はやはり『運が良い』のです。
午後6時半過ぎに近くの公民館へ福岡県知事の投票に真ダムと一緒に行ってきました。
駐車場も投票も我々だけで、ほんの数分で県民としての役割を果たしてきました。
