考え方と行動力

 天邪鬼の私は、一般的な人とは違う視点で物事を観たり聞いたりして、自分の仮説(考え方)を固めます。

そして何度もその仮説を反芻して、リスクもさほどないと判断すれば実行します。

 最近日本国内でも格差に関する報道が増えてきました。

少子高齢化と医療費増大の割には、日本経済の成長率が危ういという論調も盛んです。

これらの大雑把な議論を聞いても、何だかピンときません。

 これから述べる私の考え方と行動が、正しいかどうかは分かりません。

読者の方は自分なりの考え方に従って、自己責任にて行動願います。

 格差を表す用語として「ジニ係数」というものがあります。

0~1までの数字で表します。1に近づくほど格差が広がります。

0と1はあり得ません。

「0」とは年齢・職業に関係なく同一賃金が支払われる場合。

「1」とは、たった一人が全ての富を独占する場合。

 日本国内の最近の「所得格差」や「消費格差」をジニ係数で測ると「0.2~0.4」。

ところが、『資産格差』を測ると0.6以上となるのです。

 フランスの経済学者であるトマス・ピケティの経済格差を端的に表した文章があります。

「現在の資本主義は、資本収益率が経済成長率を上回る」というもの。

私なりに分かりやすく解釈します。

真面目に働いて得る所得(給与所得)「経済成長率」、よりも株式投資で得る(譲渡所得)「資本収益率」の方が多い。

 誤解のないように言いますが、決して勤労を否定している訳ではありません。

勤労で得た所得の一部をどう使用するかで、長い年月をかければ『資産格差』が大きくなるという事実があるということなのです。

 株式投資は、元本が保証されないリスクは常にありますし、下手したら紙くずになる可能性もあります。

一方、元手が数倍になる可能性もあるし、毎年配当金が入る可能性もあります。

日本国内は資本主義である以上、資本家と労働者に分かれます。

より多い資産を得たければ資本家(すなわち上場企業の株主)になることです。

売買手数料が無料の証券会社もありますし、通常は100株単位での売買ができます。

100円の株価なら10000円さえあれば、資本家になれるのです。

 私はとてもいい時代に生を受け、とてもいい時代に投資に専念できる環境が有難いと感謝しています。

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