面白い人物
2025年2月19日(水)17:03 読了。
「世界は経営でできている」 岩尾俊兵 著
この本は、2024年8月31日(土)19:09に 一度読了していたものです。
確か、その時には全然面白くもないと感じた本だった記憶があります。
何故、再び読み返したのか?
最近届いたカード雑誌に彼のことが掲載されていて、読み進むうちに彼に強烈な興味が湧いたからです。
1989年に佐賀県西松浦郡有田町に生まれます。
彼の幼少期には、祖父が岩尾磁器工業の会長をしていて、ピーク時には1400人の従業員を抱えたとのこと。
祖父の家は池やプールがあり、祖父と出かけるときには運転手付きのベンツだったそうです。
彼が中学生の時にその会社も父親の会社も潰れ、彼は貧乏のどん底に突き落とされます。
彼のとった行動は、働きながら学べるということで、高校へは行かず陸上自衛隊少年工科学校に入ります。
猛烈に勉強しながら約300万円を貯め、高卒認定試験の勉強をしながら駿台予備校へ1年通います。
その時にも夜にはコンビニでアルバイト。
中学校を卒業してから4年間で慶応義塾大学へ入学するのです。
ここまでも破天荒ですが、大学入学後も更に驚愕です。
働きながら、取れる限りの単位を取って、他の大学の講座に顔を出しこちらも猛勉強。
29歳で東京大学初の経営学の博士号を取得します。
現在の主な肩書は慶応大学商学部准教授。
彼の面白いところは、経営学の理論を実践しようとベンチャーを立ち上げ失敗していること。
それにも拘らず、今年から新たな企業の経営に携わる予定だというのです。
その覚悟が「これまでの実績やわずかな財産、全てをベットしてリスクを取る」というのです。
改めて読み返しました。赤鉛筆の線は一本も引かれていなかったのでじっくりと腰を据えて読了。
今回はかなり納得感が出てきたことが、赤鉛筆の線の本数で理解できます。
「私は馬鹿な夢を語る。だが偽物ではない。天才的な偽物よりも、愚直でも本物でありたい」
*そもそも大学へ行くのは何のためか、スマートフォンは何のために買うのか、自分は何をしたいのか。いつでもこれらを自問自答することで思い込みに起因する無駄遣いと優先順位付けの間違いから脱することが出来る
*幸福な家庭はどれも似ているが不幸な家庭はそれぞれ不幸だ
*たとえお金をどれだけ稼いでも消費ができなければ意味がない
*大帝国は支配地域に重税を課し圧政を敷く。そうしないと戦争を続けられるだけの資源が得られないから。
*国家は国民が共同で作り上げた虚構であり、国家自体は究極の目的にはなり得ない
*究極の目的は「国民一人ひとりの幸せ」である
*他者と自己を同時に幸せにする価値創造でしか、個人にも集団にも恒久的な幸せは訪れない
今年36歳になる彼の壮大な馬鹿な夢。
『もう一度、豊かな日本をつくる』
いいですね、実にいい!! こういう人物、大好きです。
