忘れていたもの
2月9日(日)午後9時からのNHKスペシャルを観ました。
真ダムが長崎店からの帰りが遅くなり、夕食を作る時間が無くなりました。
買い置きのチャンポンを作ってくれ、食後に二人でソファーに座りTVを付けたのです。
タイトルは「中国のハゲタカ」。
いや~~、食い入るように観てしまいました。
忘れていた創業時のぎらつく感覚を思い出しました。
私が真剣に見入っている様子に、真ダムが「こんな人がいいの?信じられない」と一言。
確かに、女や子供には見せられないかもしれません。
このブログを見ている経営者がいたら、あるかどうか知りませんが、NHKプラスで是非とも観ることを勧めます。
日本では、昨年倒産件数が1万件を超えたと大事になっています。
しかし、中国のそれは300万件と途方もない数字です。
ここに中古ビジネスの世界が躍動していました。
倒産した店や会社の備品や機械を超安値で買いたたき、それをかなりの利益を乗せて再販します。
流石中国と思ったのは、裁判になる前に夜逃げするので機械を買って欲しいと電話が入り、それを実行するシーン。
支払われたお金が何処へ行ったかというと、全て銀行なのです。
そう、仕組んだのが取引銀行。凄い!の一言。
またこの買い取りの経営者の言葉も真理を突いています。
「私のところに買いに来るような会社は直ぐに潰れる。そこでまたビジネスが出来る。」
「ビジネスに情は関係ない」
1500万円で飲食店をオープンさせた若者の店の備品を24万円で買い取ります。
その若い経営者が「またやり直す」というと、買取の経営者は「またすぐ倒産する」と平然と言い返すのです。
私は、経営はある意味戦争だと思っています。
だからこそ、現代でも「孫氏の兵法」が愛読されているのです。
生温い経営をしていたら確実に倒産します。
日本の企業には、この厳しさ忘れている人が多い。
日産自動車がホンダの子会社化を拒否した件、牧野フライスがニデックの無通知TOBに反感を持っている件、共に経営陣がぬるま湯育ちのボンボンなのです。
彼等のプライドなど芥子粒に等しい。
戦争と同じということは、勝利したものは屍累々とした風景を平然と眺め領地を拡大するのです。
私の心の奥底に眠っていた何かが目覚めました。
経営の第一線を退いて、好々爺になり過ぎていました。
株式投資も防御株など買わずに、暫くはリスキーなもので勝負しようと決めた夜でした。
