逃げずに向き合うこと
ホームから、両親の先月分の請求書明細が送られてきました。
ほんの僅かですが、また値上がりしていました。
認知が進んで、何らかの行動でも介助が必要となれば、その分費用は増していきます。
高級でも何でもない看護士常駐のサービス付き高齢者住宅ですが、二人で月額44万円ほどかかります。
二人合計の年金額が月額24万円ほどあるので、不足額は20万円/月です。
今後二人が10年間長生きしても、何とか支払える蓄えが二人の通帳にはあります。
真ダムの母親のときも私の両親のときも、それぞれ実家の売却金額で老後資金に余裕ができました。
私のように身内がすぐそばで、他の些細なことを助けてこの金額なのです。
現在40代、50代の人には是非伝えておきたい。
「親の介護にはお金が掛かる」
親が元気なうちに親子で資産全体の話をしておくべきです。
次に伝えたいことは「老後は思い通りにならない」ということ。
先ず目が悪くなり出します。特に暗い場所や小さな文字の判別が出来なくなり、いろんな場面で歯痒い思いをします。
次に、耳は遠くなります。次第に自分の声は大きくなります。
歩くスピードが極端に遅くなります。
記憶力の衰えを日々感じます。
身体が硬くなります。
瞬発力が無くなります。
老後に大きな期待をするのは非常に危険だと痛感しています。
今まで出来た延長線で考えているからです。
今まで出来た当たり前のことが、ほとんどできなくなっているのが老後なのです。
これらの事実に向き合い、且つ上手く人生を乗り切るためにはどうすべきか?
先ず、若いうちにどうしてもやりたいことがあれば、生活環境が許せば少しずつでもやること。
次に、年老いては、本当に自分の好きなことを見つけ、夢中になれる時間を作ること。
100歳まで生きても、子供達に迷惑をかけないほどの資金的余裕を持つこと。
少子高齢化が進み、家族の絆が薄くなりがちな昨今です。
これから益々、身内を大切にしないとやって行けない時代となる気がします。
家族主義を貫く勇気を持ちましょう。