ファシア
変形性股関節の悪化を防ぐために、以前に比較して運動を制限しています。
週1回に減らしたテニススクールを2時間受講した後に、数千歩歩くと股関節を含む腰に違和感を感じだします。
歩く時の歩幅は狭くなり、上げる足の高さもかなり低くなります。
ついつい座りたくなったり、寝そべりたくなることが多くなりました。
日々老化が進行している証拠でしょう。
2022年の国民生活基礎調査によれば、男女ともに自覚症状の1位と2位を占めるのが腰痛と肩こりだそうです。
それも明らかな病気でない人がかなりいるとのこと。
そのような症状になる原因の一つが『ファシア』の動きの悪さ。
これは、筋肉や臓器を包む立体的な網目状の結合組織のこと。
机に座ったままや、長時間の車の運転、などはファシアの滑走性を悪くするそうです。
先進国の中で最も机に座る時間が長いと言われる日本人。
なるほどと合点がいきました。
改善する方法があるのは朗報です。
特に我々のような年配者は、ヒアルロン酸やコラーゲンなどの材料となるたんぱく質をしっかりと取ることが重要。
デスクワークや車の運転時には、30分に一度は席を立ち、軽い運動をすること。
規則正しい生活、ゆったりとした入浴、ストレッチ、適度な運動。
強くもんだりたたいたりすることは、逆効果になり得るので注意が必要だそうです。
そういえば、スポーツ整体を施してくれるN君は、私の固くなった足腰を優しくさすりながら柔らかくしていました。
すると、屈曲と開脚の角度が必ず増すのです。
理にかなっていたのですね!