生かされている
年賀状の喪中欠礼のハガキが届きだしました。
大抵はご両親や祖父母のどちらかの高齢者のものが多いのです。
男性でも90歳を超えられている方が多いのには驚きます。
そのような中、高校時代の級友のハガキの内容が目に留まりました。
彼の2歳年上のお兄さまが、すい臓がんで亡くなったとのこと。
開業医をされていたそうですが、少し前に引退されていて兄弟二人でのんびりと旅行をしようと、話をしていた矢先だったそうです。
級友は相当なショックだったようです。
数か月前には私の大学時代の友人も癌で亡くなりました。
私の大学時代のテニス部の先輩で、私の経営の師匠でもある方は、前立腺癌を告知されました。
罹患部分の切除はせずに、鹿児島県の指宿にある「メディポリス国際陽子線治療センター」へ通院し、最先端の治療を受けました。
2か月ほどで完全に治癒したそうです。
国立がん研究センターの統計によると、日本人が生涯のうちで、がんと診断される確率は、男性で65.5%、女性で51.2%。
最近の医療技術の進歩により、生存率は上がっているものの、高齢化と共に患者数も増加しているそうです。
癌に罹患する部位によって、生存率が大きく変わります。
早期発見が重要なことは明白です。
誰もが罹りたくないと思っていても、知らず知らずのうちに癌は進行します。
たまたま何らかの予兆があったり、健康診断等で発見されれば運が良い方です。
今生きているだけで有難いと感じるようになりました。
自分の意思ではどうにもならないわけですから、「生かされている」と考えざるを得ません。
このような実感が、一日でも無駄にしたくないとの行動に出始めている気がします。
事務所へ行って本を読む時間がかなり長くなりました。