一人の時間

 昨日は、変形性股関節の注射打ちとリハビリに行ってきました。

私のスポーツ整体担当の別府出身であるN君は若いが流石です。

私の左の足を屈曲させたり、広げたりしながら、かなり疲労があることを見抜きました。

連日出張で車の運転ばかり行い、身体がこわばっていたようです。

 本来なら20分間体をほぐし、残り20分で筋肉運動をするのですが、今回は40分通して体をほぐしてくれました。

不思議なもので、処置の後はかなりの柔軟性が出てくるのです。

全て込みの費用が1590円也。有難い限りです。

 病院を後にして、大雨の中久し振りに事務所へ向かいました。

まだ新築の匂いがします。

神棚の水を替え、僅かの時間でも勉強することを誓います。

 南側のリビングのカーテンを開け、雨に霞む油山方面を見つめます。

部屋の電灯をつけ、椅子に座りデスクライトまでつけます。

誰もいないし、雨音と24時間換気の音以外聞こえません。

 マンションのポストに来ていた郵便物をチェックします。

その中にNHKから受信申込用紙が送られてきていました。

内容をよく読むと、TVがなければ返信も何もしなくて良いとのこと。

おもむろに、「福岡経済」という月刊誌のページをめくります。

数ページ読み進んだところで、じわっと何とも穏やかな感覚に襲われました。

妙に落ち着き、ほっとする自分を発見しました。

 張り切り過ぎたこの一か月間だったのでしょう。

不動産に関する情報が一挙にもたらされた結果から、仕方のないものではありました。

そこまで頑張らなくてもいいじゃないか?という声が聞こえて来そうです。

 しかし、私は常に思っています。

私みたいなレベルの人間が、世間に出て成功するためには、大きな博打を打つしかない。

最初から上手なんかできません。

もしかしたら、上手なんて一生無理かもしれません。

でも、それをすることが好きであれば、楽しんで続ければよいだけです。

 勿体ないとは思いますが、やはりこの縁を感じるマンションの一室を、他人に貸す気にはなれそうもありません。

一時も早く、一人法人を軌道に乗せるべくあらゆる準備をしようと、誓いを新たにしました。

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