ジェットセッター

 2024年10月14日(月)午後2時6分読了。

「音楽を信じる We believe in music!村井邦彦 著」

世の中には、私のような者が仲間になれない華麗なる人脈というものが日本にもあると認識させられました。

私の祖父母も真ダムの祖父母も農業従事者だった人種との違いを強烈に感じました。

決して悪い意味ではなく、文化や芸術にはそれなりの才能だけでなくパトロンが必要ということです。

 この村井邦彦氏は、作曲家で音楽プロデューサーで会社経営者でもあります。

1945年3月生まれ。

私が人生で初めて、高校2年生の時にラグビー部の友人と行ったコンサート。

熊本市民会館での「五つの赤い風船」が歌った「翼をください」の作曲家で、若いユーミンを見出し、YMOを世界市場に送り出した人物。

 現在ロサンゼルスに住んでいて、話の内容はパリが中心です。

彼の周りに素晴らしい偉大な人物たちが登場します。

理由は、彼の才能と情熱と信頼性がそうさせていることが随所に垣間見れます。

 私が知らない人物たちや場所等が頻繁に出てくるのですが、世界的な歌手の名や楽曲は知っているものばかりでした。

音楽音痴の私でさえ知る曲が、彼の周りの偉大な人物たちが世に送り出していたのです。

 また慶応大学の人脈の多様性にも驚かされました。

早慶が現在でも日本を動かしている私学の雄であることは変わりないようです。

単なるブランドだけでなく、中身が伴っているところが素晴らしい。

 この本で初めて『ジェットセッター(jet setter) 』なる言葉を知りました。

意味は、自家用飛行機で世界中を飛び回る大富豪のこと。

仕事にしても遊びにしても常に多忙を極めている人々をいうそうです。

 またまた自分が狭量な小人物に思えてきました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

どちらも今の日本