今以上の生活を目指すならば

 熊本での社員採用が難しくなっている一因として、TSMCやコストコの高給賃金が挙げられています。

例えば、TSMCでは大学卒の初任給が28万円、博士課程修了で36万円と、日本国内の平均賃金より5万円以上高いと言われています。

コストコの1時間当たりの最低賃金も1500円と破格です。

誰でも賃金のより高い会社へ就職したいと考えます。

 しかし、TSMCの採用の原点は「残業や夜勤を厭わず働く人材を求めている。世界で勝ち残ってきた原動力の一つ」というもの。

研究開発職も工場の現場もそれはそれはハードワークで有名です。

最近の『ライフワークバランス』などとは無縁なのです。

 先日月曜日に長崎店へ行った折、長崎店の新規オープンに尽力してくれた建設会社のA氏の携帯を鳴らしました。

かけた直ぐ後にその日が休日だったと気付いたのです。

コールを終了して10分後くらいに彼から電話がありました。

確認するとやはり会社は休みでした。

詫びを入れながら、佐賀県と長崎県で投資物件がないか尋ねると、翌日メールを入れますとの返事。

 火曜日の午前中にしっかりと物件情報が入っていました。

午後に確認の電話がありましたが、彼曰く利回りが5%強しかなくて私には合わない可能性があるとのことでした。

それでも、私は近々長崎まで物件を見に行くことにすると伝えました。

 ここら辺から彼の凄いところなのですが、水曜日に大牟田の別の物件をメールで送ってきました。

私が好む、広い敷地の築浅物件でした。

土地柄か利回りが7%弱ありました。

確認の電話があった後に、私が非常に興味を持った旨を伝え、こちらも見に行くことに。

 色んな業種の人間との打ち合わせに、我が息子達を同伴させることは既述しました。

二人の息子達が「こういう人を出来るというのだろうね」と口をそろえた人物が彼なのです。

 特徴は、何といっても「粘り腰」、次が「反応の速さ」、そして「休日も仕事の意識を忘れない」。

彼のお陰でほとんど不可能だった菊陽店、長崎店をオープンすることが出来ました。

彼の仕事ぶりと運に感謝しています。

 『大きな何かを得ようとすれば、何かを失う事になる』

これを忘れて高給など取れるはずはないのです。

 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

前の記事

都市

次の記事

我慢の時