都市
日本で初めて国勢調査が行われたのは1920年です。
当時の九州最大都市は、幕末まで唯一の国際貿易港として栄えた長崎市でした。
その時の人口が17万7千人。
次が鹿児島市と八幡市でそれぞれ10万人。福岡市は9万5千人で4位でした。
そして1930年に長崎市を抜いて福岡市が九州1位となります。
国の競争力は代表する都市の魅力に左右されるそうです。
魅力ある都市になるには、訪れたい、働きたい、住んでみたいの3要素が重要。
国土交通省がまとめた今年7月1日時点での基準地価調査が発表されました。
福岡市は住宅地が9.5%上昇し、商業地は13.2%上昇。
いずれも、県庁所在地ベースで全国トップだったそうです。
いいですね、実にいい!!
1986年から福岡市に住み続けて、毎年福岡市の良さを実感してきました。
その福岡市がバブルの後遺症で長らく地価が低迷していたのです。
1990年に人生初の新築マンションを購入しましたが、当時の価格は88㎡で2900万円。
その時から2005年の地下鉄七隈線が開通するまで、地価の上昇も緩やかなものでした。
会社の経営が軌道に乗り始め時間にゆとりが出来、不動産関連の本を読み度に福岡市の隠れた優位性を感じました。
そこからは銀行との優良な関係性を生かして、借金を重ねながら不動産を購入していったのです。
長期のデフレは私に関しては恩恵以外の何物でもありませんでした。
さて今後どうなるか?
福岡市はまだまだ伸びると思いますが、投資としては利回りが低くて適さなくなっています。
今後は、北九州市、大分市、佐賀市、長崎市が面白そうな気がします。
熊本市は既に狂乱的な地価になりつつあるから除外します。
福岡市が世界的に発展していけば、その周りの各都市も良い影響を受けることでしょう。
不動産に関して一般的には、人生において自宅を購入しておしまいと考えている人が多い気がします。
しかし、きちんと基礎勉強をして信頼できる不動産業者を見つけることが出来れば、銀行も優良物件と思えば融資をしてくれます。
東京や大阪の不動産を購入しようとは一度も思いませんが、九州となれば別です。
私は、福岡市と同様九州も今後も成長すると確信しています。
たまらなくチャンスの宝庫だという事をまだ誰も分かっていません。