考え過ぎは良くない
2024年8月31日(土)19:09読了。
「世界は経営でできている 岩尾俊平 著」
今年36歳の若い著者が、ここまで人生の営みを考えることに先ず驚きました。
人生における不条理と不合理をいかに解決するかを、例えて解説しています。
彼の感情は理解できなくもないのですが、性格の違いでしょうか、私には考え過ぎとしか映りませんでした。
田舎出の純情な私が、特に東京で社会人として学んだ「不条理」と「不合理」。
その結果、息子達の名前に清濁併せ呑む男になるように長男に「弘」、次男に「寛」を付けました。
最終的に私がたどり着いた結論は、「人は人、自分は自分」、人それぞれ色んな考え方や行動があっても仕方ない。
自分の価値観と違う人がいても否定はしないというもの。
この著者の生い立ちがそうさせているのでしょう。
佐賀県出身、父親の会社の倒産と借金、中卒自衛官となり、日中に働きながら高卒検定試験を受け、学生時代に起業して失敗、最終学歴が東京大学博士。
この自伝だけで一冊の本が書けそうです。
私のように年を重ねた人が暇つぶしに読むには良いかもしれません。
しかし、20代~40代の働き盛りの人には勧めません。
この時代は特に、思考よりも行動を優先すべきと私は考えます。
兎に角動く。失敗してもめげずに動く。人に馬鹿にされようが動く。
不条理や不合理などあって当たり前。そんなもん知ったこっちゃない。
「俺は俺で自分の人生を、一日を精一杯生きる」
若さこそが最大の財産だと年々思いは強くなります。
人生に後悔したくなければ、不条理や不合理の荒海にでもチャレンジして出航すべきです。