運だけではない
「日経マネー9月号」と「ダイヤモンド・ザイ9月号」を読了しました。
両誌ともに、まあ強気の記事ばかりが目立ちます。
これらの雑誌を見てボーナスを株式投資に注ぎ込んだ人も多いと思います。
発売日が両誌ともに7月21日前後なので、7月中に新たに銘柄を購入した人は最近の思わぬ下落におろおろしていることでしょう。
一方、購入が遅れて8月2日や5日に購入する人は、ほとんどの銘柄がバーゲンセールでほくほくでしょう。
ほんの10日間ほどで、これ程差が出ることは滅多にありません。
一見、「運」の良さだけが語られそうです。
確かに超安値で購入した人の方が運は良い。
しかし、株式投資は長丁場なのです。高く買ったひともいつでも挽回できます。
また、安く買った人も次の売買で大損することもあります。
一喜一憂せずに、本気で取り組む覚悟が必要なのです。
2誌を読了して思ったこと。相変わらずアナリストの予想はあてにならない。
ドル・円相場も大抵の人が160円以上を目指すと考えていました。
為替は1円動いただけでも大変なことなのに、それが2週間もしないうちに円高に10円以上動いたのです。
かなりのディーラーが大損したに違いありません。
このように目まぐるしく変わる経済環境です。
投資の正解は無い気がします。自分で仮説を立てストーリーを描き、それに向かって果敢にチャレンジする。
私の41年間に及ぶ株式投資の経験から得た知見です。
起業も株式投資も同じ精神状態が必要です。
急激な変化に動揺せずに、その時々の置かれた状況下で最善を尽くす。
諦めずに良いと思う事は小さなことでも徹底して行動に変える。
固定資産税や所得税や住民税等の大きな出費は、7月末までにすべて終了しました。
我が家は食費、水道代、電気代等は真ダムの受け持ちです。
コンビニや運輸系の電子マネーにはそれぞれ1万円以上入金されています。
つまり、私が新たに現金を支払うことはほとんど無いという事になります。
今後私に入る給料や8月中旬に入る2ヶ月分の年金は、全てを株式に投入予定です。
その時まで株価が低迷していることを願っています。
これほどの覚悟があれば、何も怖いものなどないのです。
自分の仮説を信じこの行動を続けていれば、いつかそれこそ「運」が向こうからやってきます。
その「運」を2回も経験しているのですから、楽しみだけを考えられるのです。