まだましな方
軽度の認知症の母親と、急速に認知症が悪化した父親の介護について、私も何度か記述しました。
色々大変なことがあって、初体験なことばかりで驚きと怒りが中心でした。
ところが今回、「介護の裏 お金 虐待 施設 業界 誰も教えてくれない不可解な現実 甚野博則 著」を読了してから考え方が大きく変わりました。
先ずは、どんなことを言われても両親に優しくなれそうなことです。
次に両親のケアマネージャはとても良い人で、入居している施設も大丈夫だったと感じたことです。
この本は介護保険料を支払うようになる40歳以上の人にはお勧めです。
読後感想は、「介護はお金が掛かる」という事です。
要介護1の父親と要支援1の母親を二人同時に施設に入居させています。
決して高級な施設ではありません。
介護保険の認定を受けてからは、それ以前の月額費用から若干安くはなりました。
それでも、およそ20万円弱が両親それぞれの普通預金から引き落とされ、更に訪問診療費を毎月6000円前後支払っています。
両親の貯蓄残高と年金支給額を定点観測すると、このままの状態で105歳まで位は彼等の貯金で何とか賄えます。
二人が倹約して貯蓄を行っていたことと、熊本の実家を売却した資金が大いに役立っています。
介護施設の虐待や介護職員やケアマネージャーの人手不足が今後益々増えます。
施設やケアマネージャの選別が、如何に重要かを知ることが出来ました。
また、自宅における老々介護の悲惨さも知ることが出来ました。
私の両親も、二人で90歳を超えることは想像もしていなかったことでしょう。
年を重ねるごとに費用が増していきます。
子供達に迷惑をかけないためにも、私も真ダムも更に貯蓄に励まないといけないと感じました。