大衆が知らない事実
年金に関して、大抵の人々は将来性に関して懐疑的だし、色んな批判もあります。
しかし、私などはこの日本の年金制度に深く感謝しています。
両親の通帳を見ると、年間二人で290万円振り込まれており、これが既に20年以上も続いています。
我々夫婦も二人で年間390万円振り込まれてきます。これが我々が亡くなるまで続くのです。
何故少子高齢化でもこのようなことが可能なのか?
GPIF(Government Pension Investment Fund)所謂、年金積立管理運用独立行政法人の資産運用が素晴らしいからです。
このファンドは、2014年6月末までは、国内債券54%、外国債券11%、国内株式17%、外国株式18%と債券中心の運用でした。
それを第2次安倍内閣が、国内債券35%、外国債券15%、国内株式25%、外国株式25%に大きく株式へとポートフォリオを変更したのです。
為替のリスクもあり、当時の野党はことごとく反対し非難しました。
2014年末のこのファンドの資産は137兆円、それが今では226兆円へと膨れ上がっています。
いまやGPIFは、世界の年金基金のなかで運用資産は世界最大、「世界最大の機関投資家」と世界中が認めています.
当時のドル円は100円前後でした。必ずしも円安が悪い訳でもない証拠です。
歴史家の加来耕三氏が面白い事を書かれていました。
未来が読めない時には歴史に学ぶのが重要です。
彼の40年説を初めて知りました。40年周期で政治経済が上昇と下降を繰り返しているというもの。
鎖国していた日本が海外への渡航を認めたのが1865年。それから40年後の1905年が日露戦争勝利でそこまで上昇。
そして1945年に第2次世界大戦敗北まで下降。それからプラザ合意がある1985年まで急成長。
そこから2025年までがデフレの後退期というもので、納得感がありました。
つまり、2025年が大底という事です。
これから2065年まで大きく上昇が始まると予想されそうですが、加来氏によると難しいかもしれないと否定的です。
理由は、平成世代の人々は「大人しくて真面目だが折れやすい人が目につく」とのこと。
大雑把に言えば、過去程の大人物がいないという事。
せめて自分の息子達には、大いなる野望を持ってもらいたいものです。
私はこの説を信じて、残り19年間を日本に投資をし続けます。