拍手喝采
丸4年通っていた書道の西新教室が閉まり、昨日から藤崎教室へと統合されました。
転勤等で子供とお母さんが同時に辞めたり自然減等があり、新規生徒もなかなか集まらずに苦渋の決断だったようです。
我々の業界も同じようなもの、しかしやりようによっては残存者利益が狙えると先生を励ましました。
地下鉄で六本松まで行き、そこで藤崎方面行きのバスに乗り換え、防塁前で下車。
右手に見える修猷館高校のグランドで、ラグビーの交流試合が行われていました。
高校時代が懐かしく思い出されました。
今までは水曜日だった教室が、今後は土曜日に変更となります。
午前11時30分からの教室に入ると、小学生3人を含む大人7人。
誰も知り合いがいませんでした。
先生が、以前頼んでいた条幅の書の表装が出来上がったと、私の所へ持ってこられました。
三段を授与されて初めて書ける条幅(縦136㎝、横34.5㎝)の出来が良かったので、先生に思い出としてきちんと表装した方が良いと言われ、そのようにしたのです。
正式な型にのっとり、3種類の特別な石での印鑑を作り、印泥までも購入。
印鑑は、私の本名、雅号、好きな二文字の3種類にするのが王道。
雅号の『秀峰』と好きな二文字『大志』と本名を書に押印しています。
掛け軸を入れるような箱に丁寧に和紙にくるまれて入っていました。
先生が皆に見せてあげたらと言われるので、私もそこで箱を開けて仕上がりを見ることにしました。
椅子に立って、腕を精一杯伸ばして全体を見せると、「わあ、凄い」との歓声と共に生徒さんたちが全員で拍手喝采。
人生で、人前でこれだけ拍手された記憶がありません。
自分では全体像が良く見えなかったのですが、それなりに良かったのでしょう。
この書で「準 4段」を目指していましたが、「金賞」は取ったものの、昇段の連絡は来ずのまま。
先生が協会からの通知書をチェックすると、『「準 4段」に昇格してるよ』と。
帰宅して、真ダムに早速報告し、リビングにかけました。
真ダム曰く「なんか、本物っぽい!」
今年で5年目になりますが、継続・反復すれば、何もしないよりは上達するものだと実感しました。
「どんなに努力しても一流になれる保証はない。でも、努力しないで一流になったヤツだけは絶対にいない」