倖せのまま逝って欲しい
昨日は、午前10時から両親が入居するホームで、面接と会議がありました。
出席者は、私と真ダム、施設の担当看護師と担当者、それに介護認定調査員とケアマネージャー。
父と母を一人ずつ呼んで、介護認定調査員の人が質問をしていきます。
質問の内容は、「今日の日付、寝る時の様子、排便、記憶テストetc.」
歩く様子も観察します。
二人共に外見はいたって健康そうなのですが、認知に関しては父の症状がかなりひどい状態でした。
質問が終わると、認知に関する詳細な情報が、施設の担当者から日付ごとにレポートが読み上げられました。
貯金通帳紛失や後期高齢者保険証紛失は既述しました。
その他にも、タクシーに二人で乗って財布をタクシーの中に忘れてきた、入浴日に母だけが湯船にポツンと座っていて、父にその旨を伝えても意味が理解できていなかった、洋服を何枚も出しながらどれを着て良いかわからなかった、パジャマのまま食堂に来た等、かなりの認知が進んでいました。
幸いなことに、父も母も一切暴力的な様子はないという事でした。
病院で頭のCT検査をしましたが、別に異常は見つからず。
それでも、恐らくMMSEテストと思われますが、父が「12点」母が「16点」と、父の認知が急速に進んでいることが判明。
今まで自分達で、掃除、洗濯、入浴、飲み薬の管理等をしていたのが不可能となり、それぞれ介助してもらう事にしました。
まだ介護認定を受けていないので、二人合わせて入居費が一月8万円以上増えます。
直ぐにでも認定して頂くように、介護認定調査員の人に重ねてお願いしました。
両親それぞれが3か所の病院へ一月に1回通院しています。
今後は私が連れて行かねばなりません。
質問中も母は、「今が一番幸せ」とニコニコ。
父は、何事なのか理解できずに、ただあちこちに話題が飛びます。
ここは長男の大きな役割と割り切り、二人が過ごしやすいように全力を尽くそうと気を引き締めました。
それにしても、施設まで徒歩5分の所に住んでいて、時間を自由に使える、且つ自分自身の生活費の心配はない、私だからできる事の様な気がします。
これが全て逆の立場の人だったら、二人はどうなっているのか?
タイムリーに、週刊ダイヤモンドの3/9号「後悔しない 医療・介護 認知症 治療・介護・カネ・住まい」を熟読して、考えさせられることが数多くありました。
誰しもが通る道です。できる限り「今が一番幸せ」で終わらせようと思います。