用心
雨が続いたり、足首と腰が痛くなったりと、この10日間はほとんど自宅で過ごしました。
こういう時に、積読は非常に役に立ちます。
「行動経済学の処方箋 大竹文雄 著」を途中まで読み、残りは週刊経済誌を6冊読了しました。
行動経済学については、心理学の要素が入るので少々難解の所もあり、いったん休憩。
残りの経済誌については、概略が掴めました。
世界銀行が2024年の世界の経済成長率を2.6%から2.4%に引き下げました。
その主な原因が、海外の利上げ効果が徐々に表れて、不動産を中心に経済が不調になる。
中国・米国の影響が日本に及ぶ。
更に日本国内ではより顕著となるのが、賃上げによる固定費の増加で利益率が下がる。
とどめは、ゼロゼロ融資の返済が本格化し且つ人手不足で、中小企業の倒産が増加する。
どの経済誌も上記の理由を挙げて、今後消費が落ち込んでくるという論陣を張っているのです。
弊社グループも一昨年までのコロナの追い風が止み、既存店実績は下降し始めました。
今までは、長男に日報で各店舗の成約情報を聞くことはありませんでした。
この数週間、時々確認すると、大した実績とはなっていません。
恐らく、今年は減収かよくて昨年並みの売上高な気がします。
仕入れを抑制し、在庫を減らし、整備を強化すべき年です。
金融庁が、損保会社に車の整備工場に対する保険の整備料金が安いと警告を発しました。
これだけインフレが進んでいるのです、バイク業界のリコールに対する技術料金も大幅に引き上げるべきだと思います。
私が現役ならば、大きな会議で発言するのですが。
兎に角、将来に消費減退の予測がなされるならば、現・預金を増やしておくことです。
そして、2輪業界では、仕入れが発生せず、現・預金が増える整備を如何に増やすか工夫すること。
それと、景気が悪化するとバイクを手放す人も増えます。
如何に良質なバイクを安くで買い取りするのかも重要な政策となります。
今の日経平均の急上昇に惑わされないことが重要です。