少しは成長しているかも
経営や経済に関する週刊誌や月刊誌は、ほとんどを価格が安くなる長期契約としています。
大体において3~5年です。
新居に来てから2年が経ちましたが、これらの雑誌は旧居に届くものと新居に届くものがあります。
そのうちの旧居に届くものは、長男が包装された透明のビニールを破らずそのまま私に届けていました。
毎週月曜日に届く「週刊東洋経済」と「週刊ダイヤモンド」の2誌の内、後者のみ彼が今回持って来ませんでした。
理由を聞くと、興味がある記事が掲載されていて、今読んでいる最中とのこと。
長男にしては、珍しいこともあるものだと感じていました。
彼の読んだ後にその雑誌を手にした私は、タイトルと内容を知ると今回の彼の行動が理解できました。
先ずタイトルが非常に刺激的です。
「有名企業、地方名門の切迫情報が満載『倒産危険度ランキング』企業を倒産させた金融機関ランキング」
日本全国に472の金融機関があります。
その中で、メインの融資先企業を倒産させた銀行のランキングが掲載されているのです。
1位は三井住友銀行、2位は三菱UFJ銀行、3位はみずほ銀行と、当然貸出金が多いメガバンクがベスト3になっていました。
ところが、6位に西日本シティ銀行が入っているのです。
福岡銀行の9位や、地銀の預金額1位の横浜銀行の15位を凌いで。
ある意味、貸し出しに厳しい銀行というレッテルが貼られたのです。
しかも、資金を引き揚げる時もドライという事も言えるのです。
文章の終わりにはご丁寧に、「西日本シティ銀行の融資先には要注意である」と記述されています。
私の一人法人では、防御株として、西日本シティ銀行の持ち株会社である西日本FHを10000株所有しています。
さてさてどうしたものか?
まあこの規模になった地銀を金融庁が潰すはずはないと、あまり気にはしていませんが。
ただ全上場企業の中で倒産の危険水域にある472社の中に、私が定点観測している会社がかなり含まれていたのです。
「ミクニ」「NTN」「曙ブレーキ工業」「石原産業」・・・
私が気づいていない情報がかなりあるのでしょう。
これらの企業は更に精査が必要と感じました。
攻撃株ですでに保有している「オンワード」「シンニッタン」が入っていなくて幸いでした。
それにしても、おっとり型の長男が「倒産」という文字に敏感になったことに、成長を感じて嬉しくなりました。