面白い時代になった
日銀が昨日、今年7~9月の資金循環統計(速報)を公表しました。
それによると日本の個人金融資産は、2121兆円で前年同期比5%増。
内訳は、「現・預金」が1113兆円で52.5%を占め、前年同期比1.2%増。
株式は30.4%増の273兆円、投資信託は17.4%増の101兆円。
顕著なのは、一目でわかる、株式投資が非常に増加していることです。
大抵の国民が、インフレが続くと、「現・預金」は目減りすると認識したのでしょう。
更に昨日、日経新聞の朝刊に、個人の信用売りが膨らんでいるとの記事がありました。
日経平均が上昇している時に、「下がる」と信じて行動を起こす『逆張り』です。
日経平均33000円超えは長く続かないとの思惑です。
上記二つの情報を得て、私はまたまた楽しさが増しました。
日本国内の株式市場に参加する人々が、かなり増えている証拠です。
市場にお金が増えると、売買に厚みが増し、優良企業の株価上昇の後押しになるのです。
あくまで私個人の感想ですが、信用の空売りで財産を築けても、たかだかミリオネアが関の山です。
初中級者レベルと感じています。
ビリオネアになるには、同じ逆張りでも信用取引ではなく、実弾で、「さえない業界の低位株価の優良企業」を長く買い続けることです。
信用取引は最長で6か月間で反対売買しなければなりません。
また、自分の資金の3倍まで借金で投資できる、見た目はメリットがあるようで、破産する可能性もあるハイリスクな投資であることを認識すべきです。
40年に亘る株式投資の経験値が、これほど生かせる時代はない気がします。
面白い時代になったと感じるとともに、この年齢になって「時代の寵児」になる可能性もあると思える日々です。