基本のおさらい
私は長年の株式投資で、ノウハウ本を読んだことがあまりありません。
単純にPERやPBR等の単語の意味の勉強はしました。
その他に、ジョージソロスやウオーレンバフェット、邱永漢の本は好んで読みました。
数年前から本格的に株式投資に重点を移し、自分なりの投資方法に自信がついてきました。
しかし、この様に上手くいくときが落とし穴があることは、長い人生経験で体験済みです。
そこで、基本をおさらいする意味で「ピーターリンチの株の法則」平野誠一 訳 を購入し、12月17日(日)午後11時25分に読了。
驚いたことに、私はこのピーターリンチと同様な行動を自然と取っていたことです。
この本は1980年代から1990年代のことが書かれていて、ずいぶん前にベストセラーになった新訳版です。
今は無き米国の会社も相当あります。
しかし、初心者にはうってつけの教科書だと感じました。
内容の中で、私が特に共鳴する部分を書き出しました。
1.明日は今日よりもお金持ちになっていたいーそう思うのなら、資産のかなりの部分を株に投資する必要がある
2.先ず株を買う事、逃げ出さない事、アマチュアの方がプロよりも利益が得られる
3.銘柄を自分で選ぶ投資家の運命を握るのは、頭の良さではなく胆力だ
4.自分が知っているものを買う
5.長期的には小型株を買った方が良い
6.大半の投資家が恐怖に駆られて株を売る時にこれを買い増せば、さらに利益が得られる
7.ずば抜けたお金持ちでない限り、株式投資をせずにいい暮らしを長期間することはできない
8.バランスシートが良好で、たいていのファンドマネージャーが手を出さない、専門のアナリストが見ていないものを購入する
9.銘柄選択の究極の目標は、掘り出し物を見つける事
10.私は何時も、さえない業界の素晴らしい企業を探している
11.ビジネスの世界では、競争している企業よりも完全に独占している企業の方が、常に繁盛する
12.株で一番損するのは、バランスシートがお粗末な企業に投資する時だ
13.さえない業界で生き残っている企業は、ライバルが消え失せてしまったら、それまでの流れをあっという間に変えられることがある
14.在庫が積み上がっている時は、会社の利益がその分過大に計上されている
特にこの「14」は二輪業界が嵌まりやすい、大きな落とし穴です。