今年もあとわずか
新聞や雑誌等で、年内の節税方法等の記事が目につくようになってきました。
例えば、株式投資等であれば、売買で損が出ていれば、他の所得との損益通算が出来るとか。
私の場合は、残念ながら、ほとんど節税は出来ません。
できるのは、医療費控除くらいで、その金額もたかが知れているのです。
株式投資も不動産投資も全てが順調で利益を上げていて、損が全くありません。
大きな含み損を抱える「筑邦銀行」については、今まで8年間も保有したのです。どこかに吸収合併されるまで持ち続けます。
といった具合で、利益ばかり出た2023年だったのです。
所得税について概略をおさらいします。
10種類あります。「利子所得」「配当所得」「不動産所得」「事業所得」「給与所得」「退職所得」「山林所得」「譲渡所得」「一時所得」「雑所得」
このうち、私に関係があるのは「利子所得」「配当所得」「不動産所得」「給与所得」になります。
「利子所得」と「配当所得」の所得税と住民税については、分離課税でどれだけ多額になっても累進課税されずに20.315%。
何度も記述していますが、累進課税になるものは所得をなるだけ抑え、分離課税のものを増やす。
これが、税引き後の資産を増やすコツです。
現在、私は現役の社長をしていた頃より、総収入ははるかに増えています。
株式の売買利益と配当所得が毎年増え続けているからです。
数年前までは私は自分で確定申告をしていました。
しかし、総収入が増えてきたことと、不動産所得も増えてきたこと、それに相続財産も絡むので、会社グループの担当税理士に、私と真ダムの個人の分も有料で確定申告を頼んでいます。
漏れなくきちんと納税するのは国民の義務だからです。間違いがあっては駄目なのです。
現役社長の頃は、兎に角無我夢中。目の前のことをただただこなしていくことに全力を尽くしていました。
そこに慣れてくると、今度は社員の労働環境の改善へと進みます。
その頃は、私個人も会社も常にお金が足りませんでした。
現在の心境は「欲窮千里目 更上一層楼」千里の目を窮めんと欲し、更に上る一層の楼
(遠くを見るためには、より高いところへ登らなければならない)
この境地になってから、不思議と少しずつ総収入も資産も増えてきたのです。