新卒採用
福岡労働局は、来年3月末に卒業する福岡県内の高校生・求職について、求人倍率が3.47倍と1987年度の調査開始以来、過去最高となった旨、10月30日に公表しました。
人手不足の影響が色濃く反映されているようです。
私は、一人で創業したので、求人についてはかなり苦労しました。
いろんな経験をしたうえで得た結論は、「来るもの拒まず去る者追わず」。
兎に角、私と一緒に働いてくれるだけでも有難いとの思いで一杯でした。
しかし、人情で人を引き留める時代は終わっています。
多店舗になり、価値観が全く違う社員の集まりとなっています。
そこでポイントとなるのが、会社の目指すべき方向が、社員の人生にプラスになるかという点。
これがプラスであり続ければ、離職者は減ると考えます。
中小企業は、私が知る限り、あまりに社員教育(人的投資)を行っていません。
途中入社組に社員教育を行っても、既に自分の価値観に染まりすぎている人物では、それを会社の価値観共有に持って行くのは、難しい面があります。
出来る限りまっさらな価値観の人を教育することが、将来的には会社にとって大きな利益を生みますし、その本人も常に成長を自覚することが出来ます。
弊社グループは、新卒の採用はどうしているのでしょうか?
リーダーは、整備専門学校だけでなく、一般の高校や大学等も訪問しているのでしょうか?
更には、自動車学校へ顔を見せているでしょうか?
ハローワークや民間の転職サイトに登録して、求人を行った気になり、「人が集まらない」などとほざいている経営者が多い気がします。
中途採用から始まった弊社グループですが、そろそろ新卒採用を本格化するステージに来ていると思います。
新卒を採用するには、当たり前ですが、色んなことがきちんとしていなければなりません。
給料、賞与、休日、社会保険etc.これらのことを行っていれば安心と考えているレベルではどこでも同じです。
先ずは、会社の夢は何か、会社に入ったらどのように成長できるか、楽しい仲間がいるか等のことが最優先されるべきです。
それらのことを発信するには、ホームページの充実が欠かせません。
特に二輪業界の中で素晴らしいと思えるホームページは見当たりません。
ここら辺が、10億円の壁を超えられない一つの要素だと感じています。