経営者の責任
猛烈な雨の中、予約しておいたので自宅近くの歯医者に徒歩で出かけていました。
10分くらいの道程ですが、傘の丈が80㎝(広げると1.3m前後の幅になる)もある大きなものでもかなり濡れました。
途中、2台の郵便配達バイクに遭遇。
合羽を着て、ヘルメットをかぶっていますが、かなりの雨が洋服にまでしみ込んでいるであろうことは、バイク乗りとして容易に想像できます。
所謂、エッセンシャルワーカーとして、どのような環境下でも配達を止めるわけにはいきません。
大変だと思うと同時に、申し訳ない気持ちにもなりました。
歯医者から帰宅して、新聞を読んでいると、「日本郵政 特損850億円」の記事が目に入りました。
このブログでも以前私が危惧していたことが現実となりました。
楽天に出資した1500億円が、楽天株の急落により半値以下の価値になったのです。
オーストラリアの運輸関連会社の時は、同様に4000億円以上の損失。
経営者に能力がないと、これほどの大きな損失に繋がるのです。
これらの損失の内100億円でもよいから、雨風関係なく封書類を届けてくれる現場の人の待遇改善につなげて欲しいものです。
日本郵政ほどの大企業であれば、これくらいの損失は、小さな記事で済みます。
しかし我々中小企業になると、少しの損失で一気に会社が傾くことは良くあることです。
改めて、経営者の決断と責任を痛感しました。