違った風景
テニスレッスンの振り替えに、違う曜日のクラスを受講しました。
ショートラリーから始まって、「おや、おかしいな?」と感じました。
あまり上手い人と思える人がいないのです。
終了後、コーチに聞くとゴールデンウィークのスケジュールでこのクラスが「初中級」になったとのこと。
練習はそこそこきつく十分な汗をかき、健康維持には役立ったと思います。
途中で、サービスのこつをコーチに聞きワンポイントだけでも納得できたのはメリットでした。
練習の試合では、パートナーがミスしなかった分。5戦全勝。
周りの人から「上手いですね」の視線を感じながら試合するのも、悪い気はしませんでした。
最後の方で、コーチや隣に座った人に「スポーツは何をやっていらっしゃったのですか?』と聞かれ、ラグビーと空手というと、「凄い!!」との反応。
「いやいや、少しかじっただけで、私はテニスを含めて全てが中途半端なのです」
彼らが同時に発した言葉。「いや~、実際にラグビーや空手をするだけでも我々には出来ません」と。
通常のテニススクールでは、実力は下から数えた方が早く、ラグビーも大した実績もない、空手なども対抗戦の2段同士の試合を見て、彼等に勝っても上には上がいると諦めたくちです。
会社経営も30年を超しながら、売上高10億円を超えることはできませんでした。
事程左様に、スポーツもビジネスも全て中途半端で、今でも根拠のない「なにくそ負けてたまるか」があれば、何とかなるとの思いで日々を過ごしているだけ。
それでも、その日は今までと違い練習や試合でもストレスは感じませんでした。
そうなのです、見方を変えれば、私でも「凄い」部類に入ると言ってくれる他人がいたからです。