落ちるナイフ
株式投資の格言に「落ちるナイフを掴むな」というものがあります。
株が急落した時に逆張りとばかりにその下落した株を購入すると、さらに下がり続けて大損をするというものです。
昨日の日経夕刊に、日本国内の地銀株がそれにあたる旨が記載されていました。
私の嫌な予感が当たり、株式相場は連日の急落です。
昨日の日経平均は一時700円を超える下落。
私はこれぞと思った株式でも、購入後に150万円~200万円ほどを非常事態のために常に残しておくことにしています。
昨日、この非常用資金を全て使い切りました。
所謂「落ちるナイフを掴みにいった」のです。
アコム株を4000株、富士石油株を1000株購入しました。
理由は簡単です。2年ほども定点観測していれば、その株式の動向は把握しやすい。
且つ、低PER、低PBR、更に3%以上の配当利回り。
後2週間と数日だけ持っていれば、6月には現金で配当金が入るのです。
落ちるナイフを掴みに行って怪我する可能性はありますが、命までは取られません。
これらの株が昨日以上に下がっても、放っておけばよいだけです。
そして、生活資金には手を出さず、配当金で豪華な食事をしたり、豪華な旅行を楽しめばよいのです。
決して生活のレベルを上げていることにはなりません。
勝手に生まれたお金を自由に使っているだけなのです。
信用取引をしている人々や、デイトレーダー達は多くが肝を冷やしていることでしょう。
日頃から節約を心掛け、1万円でも貯えを増やし、非常時に100株でも株を購入する。
これを1年、2年と続ける人と、そうでない人は10年後の金融資産の開きは10倍では収まらないと思っています。