見た目が一番
ある建設業を経営されている知人から、人材募集の相談を受けました。
弊社グループが多店舗展開をするにあたって、新規人材をどのように募集しているか興味があるとの事です。
同業者からも同様な相談をよく受けます。
私は、特に変わったことは行っていません。
ハローワークや無料の求人サイトの掲載は行っていますが、ほとんど効果はありません。
では、どのように人が集まってくるのか?
弊社販売店のお客様関連が多い気がします。
理由を聞くと、有難いことに店の雰囲気がとてもよく、スタッフの対応が良かったからと。
私の長い経営の体験から、人材は募集するものではなく集まってくるものという概念があります。
そのきっかけは何かというと、先ず店の雰囲気とその店のスタッフの接客です。
つまり、店や会社が良くなれば自然と人材は集まると思います。
ただそのことを控えめながらも発信することが、最近重要だと考えています。
その為には、ホームページの内容をよく吟味することです。
私が息子達ややる気のある店長に指導しているホームページの作成内容は、兎に角楽しそうなスタッフ全員の写真を掲載することです。
考えてみれば、給料の高さや、休みの多さ等も選考の基準になるのでしょうが、私なら働いていて楽しそうな環境を選ぶと思ったのです。
今では弊社グループは、給料や労働時間等の環境は業界水準を超えています。
そこに、楽しい人間関係が加われば鬼に金棒なのです。
『メラビアンの法則』というものがあります。
人が相手を判断する際に参考にするもの。
1.身だしなみやしぐさ 55%
2.声の質や語り口 38%
3.話の内容 7%
つまり、見た目の印象で好き嫌い、合う合わないは決められてしまうのです。
それもほんの2~5秒しかかからないそうです。
このようなエビデンスがある以上、就職しようとするときに誰もが確認するホームページは、最高のツールとなります。
殆どの同業者は、商品に関することや店内やメーカーのキャンペーンのことしか掲載していません。
一日の1/3を過ごす職場の雰囲気が一番重要なのに。