独り善がりの仮説

 私の仮説は、大抵独り善がりなのは自分でも理解できます。

私如きの情報量で仮説を立てること自体少々無理があります。

しかし、私は無謀にも脱サラをしてからというものは、全てが未知の世界で、自ずと仮説を立てて日々を過ごすしかなくなったのです。

 少ない情報の中から、いくつかの仮説を立てて、どれかを実行しそして検証する繰り返し。

と同時に常に不安感が付き纏うために、願望というか妄想をすることで、その不安感を払拭してきました。

 面白いもので、この習慣を長年続け、且つ情報量も増えるに従い、私の仮説は当たる確率上がってきました。

何も知らずに飛び込んだ二輪業界は当時、併売店と新車の販売台数がキーポイントでした。

 お客様の要望から中古車の需要増の仮説を立て、九州で初めてバイクの買取を始め大当たり。

次には、生業という事で守られていた弱者保護のバイクショップに、安全性の面から国の認可が徹底されるとの仮説をたて、九州管内で最も早く2輪の指定工場を作りました。これも大当たり。

最近はやりのレンタルバイクも、お客様からマンションの駐車場がないという話を多数聞かされ、仮説から九州で最初に始めました。利益は左程上がりませんでしたが、税法上の減価償却の概念が理解できたことと、会社自体の認知度が大幅に上昇して大当たり。

 そして、現在のようにいずれ販売台数の激減により、販売店の減少を予測した時に、メーカーはどう考えるか仮説を立てました。そこに現在に至る「新車のメーカー専門店」がくっきりと見えたのです。

これから先は息子達が考えることなので私は関与できません。

今一番興味あるのは、株式投資と福岡市内の不動産投資です。

 非常に困難な状況下の株式投資も、私の仮説はおおむね当たっており、昨年末の株式残高はそこそこ増えました。

且つ確定したインカムゲインとキャピタルゲインの合計は一般サラリーマンの年収を超えました。

 不動産投資に関して、面白い記事が3月3日付の西日本新聞朝刊に掲載されていました。

福岡市は地価が上昇しバブルの様相を呈しているが、南区の一部等では投資用マンションが売れていないと。

買うなら、圧倒的に中央区「六本松」、城南区の「鳥飼」「別府」「茶山」、早良区「西新」「室見」の6か所に絞れと息子達にも指導。

 私は、サラリーマン時代会社の社宅が超高級住宅街の豊島区下落合にありました、駅は「目白」です。

社宅はボロでしたし、我々の給料もそんなに高くありませんでした。その時に周りの富裕層との大きな差を肌で感じたのです。

 この不安な経済環境下でも富裕層は増えています。しかし、メディアで取り上げられるように貧困層も増えているのです。つまり、日本の強みであった中間層が激減している証拠です。

こうなると何が起こるか、優秀な学校群や良い環境を求める需要が高まりそれに合致する不動産は高騰します。

一方、反対の場合は下落していくのです。

新聞記事に南区の集合住宅が、アジア系の住民が増え、掲示板には各国の言語でお知らせをしているとのこと。

このことも私が数年前に立てた仮説が当たったのです。

 今後は福岡市内も、欧米と同様エリアの格差が急激に拡大していくと仮説を立てています。

 

 

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