身体が欲する
このままではいかんと思い、昨日は遂に咳をしながらも思い切って屋外でのテニススクールへ出かけました。
2時間の練習中にほんの数回咳が出た程度で一安心。
やはり何かに集中していると、身体もそちらに敏感になるのでしょう。
寒い日ではありましたが、帰宅後シャワーを浴びて汗を落とすことに。
頭から全身を洗い、シッカリと乾かした後身繕い、用心のために厚手の靴下も履きました。
昼食後、薬を飲むと眠気が増して、そのままヨギボーでゴロン。
目覚めてもあまり咳も出ずに、気分は爽快なのです。
気分がよいまま「80歳の壁 和田茂樹 著」を一気に読了しました。
この本は年を重ねた後の医療の限界をきちんと体験から説明しています。
改めて外に出て日光に当たることと、身体を動かす重要性を痛感しました。
また高齢者の健康診断の重要性にも疑問を呈しています。
高齢者が食べたいものを我慢してダイエットなど、自ら寿命を縮めているだけだと喝破しています。
面白いと思ったのは、年を取ればとるほど感動がなくなるのは衰えからではなく、経験値が上がっているからというもの。
所謂、目が肥える、舌が肥えるの類なのです。
確かに少々の美人を見ても何も思わなくなったし、かなり美味しいものを食べても、さほどの感激がなくなりました。
車の運転も高齢者だからと諦めない方が良いとの見解。
事故率は圧倒的に10代~30代の方が高いというもの。
免許返納による認知機能低下の方が問題との指摘にも納得。
最終的にしっかりと心に刻んた言葉は、「病気を心配しても始まらない。なるときにはなるのだから、なったらなったで『出たとこ勝負』をすればよい」
私を楽な気分にしたものが「不良高年でいい。いい人を演じると健康不良になる」というもの。
私にとっては、とても良い本でした。