格差は生まれるがその先
先日、件のニューヨークで四苦八苦している弁護士からLINEがきました。
大晦日の23時まで仕事をしていた事と、今秋には帰国する旨が書かれていました。
それを読んだ私は、流石に彼だなと思うと同時に、やはりアメリカは違うとの思いも湧きました。
色んな経済・経営誌を読んでいると、アメリカのエグゼクティヴの猛烈な働きぶりが何時も紹介されています。
この様な一部の人が歴史・政治・経済を作っていくものだといつも考えさせられました。
「頭のない(知恵や知識)人は身体(行動)を使え、頭も身体もない人は時間を使え」これは私の体験からくる実感なのです。
彼のように、頭も身体もある人が時間まで使うとなると、殆どの人は彼に太刀打ちできません。
格差が生まれても仕方ない事なのです。
このまま謙虚さを失わずに、常に努力を続けるならば、年収1億円も夢ではない気がします。
私の体験から導き出されたと書きました。
2輪業界は、入ろうとして入ったわけでもなく、成り行きで入ったようなものでした。
当然頭はなし。どうすればよいか考え、ヤマハの担当者に全国の優秀な販売店をリストアップしてもらい、片っ端からお土産を持って訪問。
どうすれば商売がうまくいくのかを訪ね歩いたものです。
ぼんやりと業界のことを理解しながら次の行動は、時間を味方につけることでした。
午前7時から午後11時まで働き、3年間ほどは正月も一人で店を開けていたものです。
倒産したら幼子を抱えたまま路頭に迷います。
必死で2輪業界の知識を付けていきました。
面白いことに、知識が増えれば増えるほどこの業界の色んな矛盾を知ることとなりました。
その矛盾を是正しながら、長い歴史のこの業界での常識まで疑いだし、自分で勝手にいろんなことにチャレンジした結果が今に至る要因なのです。
「頭」も「身体」も「時間」も熱量によって全て向上するものです。
30代40代は人から変人と思われるほど猛烈に働くべきです。
ヤクルトの村上選手は、シーズンが終わってからゴルフにTV出演に広告に大忙しのようです。
シーズン終了後から今まで、もしも練習を続けていないならば、恐らく彼の将来はおかしなものになる可能性が大きいと、同じ熊本県出身者として危惧しています。
若くして、大金を貰いちやほやされる。その上憧れのいろんな有名人に食事に誘われる。
この様にして、堕落は始まります。