考えを改めた

 大晦日の夜から次男が熱を出しました。

正月に家族全員我が家に集まった時には、彼の熱は38度超え。

一回目のコロナ検査キットの結果は陰性でしたが、用心のために我が家の2階に隔離することとなりました。

 我が家は2LDKで一部屋が夫婦の寝室のために、私の執務室の部屋が彼の隔離場所となりました。

その為に二日の朝から、私は1階で過ごすこととなりました。

普段と勝手が違うので、読書も出来ずに仕方なく午前中から夜までの大半の時間をTVを見て過ごしました。

この様な事は、この30年程一度もありません。

 また、一日中雑誌や本を読まなかったことも大きな病気以外はあり得ませんでした。

最初は、箱根駅伝を見ました。

華の2区で中央大学の吉居大和君の走りを見て、一発で好きになりました。

理由は初めての区間の、それも権太坂以降が勝負といわれるところを、最初から飛ばしたことです。

今までの常識を一見無謀に思えるのに、壊したのです。

サッカーの堂安選手と同じ匂いを感じとても好きになりました。

 昼からは大学ラグビーの準決勝を2本見て、帝京大学の強くて洗練されたプレーに、我々の時代に比べてのレベルの高さに感動すら覚えました。

夜になって思わず最後まで見てしまったのが、「笑ってこらえて4時間半スペシャル」。

 特にお笑いのサンマが出てきてからの内容は、大声を出して笑う連続でした。

恐らく昨年1年分をこの番組で笑ったような気がしました。

 特にこの数年は、TVでは経済関係かニュースしか見なかったのですが、一気に興味の幅が広がった気分でした。

スポーツでは、改めて努力の大事さと不屈の精神を学び、笑う事でとても前向きになれ且つ身体の免疫力も上がった気がします。

最近の若者がTVを見なくなって、再び注目してもらうためにTV関係者もいろんなことを真剣に考えているのでしょう。

私も考えを改めた一日となりました。

夜になり次男の熱も下がり、2回目の検査も陰性で一安心。

魔ダムが甲斐甲斐しく世話をしていたのが印象に残りました。

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