息子達へのエール

 長男の会社は来年の2月に、次男の会社は来年の4月にそれぞれ新店をオープンさせます。

この凄まじいインフレのお陰で、建築コストがかなり増大しました。

二人共に、建設会社、メーカー、金融機関と何度も交渉を重ねています。

私は、相談があった時にだけ助言をすることに努めています。

 二人とも、初めての決断が今回の案件なのです。

その借入金額が、私の現役の時の最高額を超える1億円前後。

これはどういうことかというと、減価償却費を考えなければ、毎年1000万円の純利益を10年間出し続けなければならい事と同じことなのです。

当然真剣にならざるを得ません。

勉強にしてはちと重荷かもとも思います。

 しかし、世の中の大半の人が大変だと思っている時に投資することは、私の経験上正解なのです。

経済は必ず循環します。来年末くらいには2輪を含む自動車関連も正常化することでしょう。

その時からこの新店舗は威力を発揮することでしょう。

必ず成功させるという「覚悟・執念」の時を二人同時に迎えます。

 殆どの取引先や関連の人々も、二人の息子達を代表者として認めだしました。

ここで、敢えて息子達へ贈る言葉。荀子より。

 我を非として当たる者は 我が師なり

 我を是として当たる者は 我が友なり

 我に諂諛(てんゆ)する者は 吾が賊なり

「私を非難して欠点や間違いを指摘してくれる人は我が師である」

「私の意見や良い所をきちんと理解してくれる人は真の友である」

「私におべっかを使ったり、へつらったりする人は私をむしばむ賊である」

 常に謙虚に感謝を忘れない事に尽きます。

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