目をそらさない
秋が深まるにつれて、年賀状の「喪中につき」の枚数が増えてきます。
以前はそれほど感じませんでしたが、義母や両親の年齢を考えると、私も確実に死に近づいていることが実感されます。
「人間は生きるが、確実に死ぬ」という当然の営みに向き合うというか、目をそらさない覚悟が必要だと考えるようになりました。
年を重ねるごとに、1日1日生命の残存期間が短くなっているのです。
このことを今まで以上に考え始めると、失敗を危惧して行動を躊躇する愚かさを痛切に感じます。
「今やる」しかないのです。今をどう生きるかが最も重要なことに思えるのです。
では、一旦社会を引退したような我々世代はどう生きたらよいのか?
1日の時間はたっぷりあります。
簡単な方法は、「自分の好きな事、今まででやりたかったこと」をどんどん書き出します。
そのうえで、金銭等のあらゆる環境を考えて、対象を絞り込むのです。
先ずは、その絞り込んだうちの一つに関することを、その日から実行に移します。
実行に移すことによって、さまざまな障害も発生します。
それを一つずつクリアして、最終的に自分の満足するところまで持っていけばよいのです。
そのことを実行しながら、他のこともやれる自信があれば、次の項目も並行して同じような過程を経ながら具体的に行動するのです。
私はサラリーマン時代を8年半、自営業者として30数年生活してきました。
人に使われ、人を使ってきたのです。この40年を超える人生の経験から導き出されたのが今の生活です。
私の性格に一番合う、一番好きな状態は「自分一人」という事でした。
自分一人で世界を相手にし、且つ大きな野望を持ち続けるには何が良いか?
直ぐに答えは出ました。それが「株式投資と不動産投資」だったのです。
会社を息子達に譲る随分前からこの考えに至り、準備もしてきました。
「自分一人」の会社も7期目を迎えています。
最近の波乱含みの株式相場も必ず乗り越えて、さらに成長したいと強く思っています。