タイパ!?
この言葉がすぐにわかる人は、若者の流行に敏感な経済観念が鋭い人かもしれません。
コスパとタイパのように並列すると分かりやすいかもしれません。
つまり、「タイムパフォーマンス」のことだそうです。
以前、音楽番組で最近の楽曲はイントロがほとんどない旨の話を聞いていました。
DXとサブスクリプションが普及して、どうせ定額なら限られた時間内に何曲も聴きたいとの思いから、イントロが長いとその曲はスルーされるとのこと。
確かに音楽もビジネスの一環ではあります。しかしこのような事が続けば、ヒット曲は出ても聴き継がれる名曲は出てこない気がします。
世の常だと思いますが、あまりに一方向へ傾くと大体揺り戻しが来ます。
コストパフォーマンスとタイムパフォーマンスは大企業に任せ、中小企業は、「お金が掛かる・面倒くさい・時間がかかる」等のアナログに目を向ければ、活路も開けるのではないでしょうか。
天邪鬼の私は、出来る限り流行には左右されないようにしています。
最近では、ネットで購入していた書物も、わざわざ書店に行き、その場でなかったら取り寄せをしてもらいまた出かけることを繰り返しています。
面倒なようですが、行くたびに接客のレベルを測ったり、店内をぐるっと見回ることで新たな書物との出会いを期待するのです。
駐車場においても店舗からなるだけ離れた所へ車を停めます。
遠い分歩く歩数が多くなり健康に良いという事と、駐車スペースに空きがあり、隣の車のドアとの接触が避けられるメリットもあるのです。
世の中が、コスパとタイパに走れば走るほど、私の考え方が重みを増すような気がしています。