需要増
2022年8月31日(水)の日経新聞の記事。
「個人向け融資、回復の兆し」
新型コロナウィルス禍に伴う、個人向け融資残高減少に歯止めがかかってきたとの内容です。
所謂、消費者金融がコロナ前に戻りつつあるというもの。
私は、別の観点からこの消費者金融株を半年ほど追いかけてきました。
自分が経営の現役の頃、数週間だけまとまったお金が欲しい局面に良く出くわしました。
それでも、当時は消費者金融は悪者扱いされていて、そこに手を出すと会社が駄目になると思い我慢して何とか資金繰りをやりくりしたものです。
最近は法律も改正され、上手く使用すれば役に立つ場合も多いようです。
この小口金融の残高が増加に転じたのは、外食や旅行で出かけることが増えたことが要因とのこと。
WITHコロナが定着すれば、益々伸びていくことでしょう。
私がこれらの株式に興味を持ったのは、コロナ対策で融資が多かった「ゼロゼロ融資」が来春には終了し、いよいよ返済が始まるからです。
3年間の猶予を貰い金利ゼロを享受した会社が、いきなり利息を加えた元金をきちんと返済できるわけはないと思います。
かといって、そのような企業に銀行は追加融資は行わないでしょう。
インフレが本格化して、企業も個人も資金不足になりがちです。
そこに、消費者金融の出番が俄然多くなると仮説を立てました。
私が購入した株式のアコムの金利は、3.0~18.0%。
親の三菱銀行から殆ど無金利のお金を調達し、この金利で貸し付けるのです。
借り入れる方も、短期で必要なものなので、金利の高さはあまり気になりません。
考えられない高金利の小口を大量に集めれば、かなりの利益となるのです。
今までは利益が出ても過払い金返還でかなり苦労をしていました。
その過払い金残高がほとんどなくなったのです。
暫くは、不況感が続くでしょう。需要が大きくなれば、利益も大きくなるはずです。