女のいない男たち

 2022年6月14日に内閣府が「2022年版:男女共同参画白書」を発表しました。

『人生100年時代における結婚と家族、家族の姿の変化と課題にどう向き合うか』を特集。

 白書によると、1980年に比べて2020年時点で20歳以上の独身女性は3.1倍、男性は2.6倍に増加。

20代男性の65.8%が「配偶者、恋人はいない」、女性は51.4%。

30代になるとこれが、男性で35.5%、女性で27.0%。

 衝撃的だったのが、「これまでデートした人数」。

「0」と答えた20代男性が約40%、女性が25%。

 一体男性はどうしたのでしょうか?「男は狼」と言われた時代が懐かしくもあります。

若い男性心理を推し量るのは私には無理ですが、恐らく女性を一方的に美化しすぎて、且つその美しいものから拒絶されるかもしれないという不安から逃げている気がします。

私もかつてはそうでした。チャレンジして裏切られて、そこを乗り越えまたチャレンジして裏切られ、今では心に2割の余裕(ハンドルの遊びのようなもの)が出来ました。

恋愛も経営も似たところ(チャレンジと失敗)があるとつくづく感じます。

 恋愛に臆病な男性は、村上春樹の短編集「女のいない男たち」を読むといいと思います。

「ドライブ・マイカー」「イエスタデイ」「独立器官」「シェラザード」「木野」「女のいない男たち」の6編ものです。

私には終わりの二つに関しては理解が出来ませんでしたが、前から4部までは成程と合点がいきながら読みました。

 特に「独立器官」の文章に女性の本質が言い表されています。男性にとって女性は美化するものではなく、単なる自分と同じ人間なのです。

そのままの文章を記載すると問題がありそうなので割愛します。

175P~176Pに書かれていますので、これから恋愛を目指す男性は是非一読を。

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